SHLグローバルニュース

このコーナーは、当社がライセンス契約を結んでいるSHL Group Ltd. がお客様に向けて発信している様々な情報を日本語に翻訳してご紹介するものです。主にグループHPのプレスリリースやブログなどから記事をピックアップしています。海外の人事の現場でどんなことが話題になっているのか、人材マネジメントに関して海外企業はどんな取り組みをしているのかをお伝えすることで、皆さまのお役に立てればと願っております。

今回は事例をお届けします。リーダーシップ開発プログラムの成功事例です。

第303回 事例:GKNエアロスペース リーダーシップ開発

GKN エアロスペースは、リーダーに次の役職に移行する準備をさせるための、新しくエキサイティングなアプローチを開発するパートナーを探していました。

GKNエアロスペースについて

  • 航空機体およびエンジン構造、着陸装置、電気相互接続システム、トランスペアレンシー、アフターマーケットサービスの世界的大手サプライヤー
  • 世界中に18,000人の従業員
  • 50の製造拠点
  • 15か国で事業を展開

課題

  • キャリアを伸ばそうとしているすべてのリーダーに対して、一貫性があり、前向きで有意義な参加体験を提供すること

結果

  • これまでに参加した参加者から素晴らしい評価
  • 貴重なリアルタイムのフィードバックとコーチング
  • 参加者は、これまでと違うやり方で物事をどう行うかを考えるよう迫られたと感じた

キャリアを伸ばそうとしているすべてのリーダーに対して、前向きな経験を提供することが高い目標でした。

このプロジェクトの狙いは、個人の成長に明確につながるような、一貫性のある前向きで有意義な参加体験を提供することです。

能力開発ツールを通して自身の強みと能力開発ポイントに気づくことによって、能力開発行動の優先順位を付けることに役立つような、活動やアウトプットが明らかにされました。

会社がリーダー人材集団をめぐる意思決定をより適切にできるように、オンラインフィードバックと対面ディベロップメントセンターとを組み合わせて、GKNエアロスペースのCulture Principlesとリーダーシップ行動に照らしてのリーダー像を提示しました。GKNにはリーダー集団の総合的な強みと能力開発領域に関する洞察が提供され、グローバルベースで品質と一貫性が保証された繰り返し可能で拡張性のあるプログラムとなりました。

ソリューションは、バーチャルと対面の評価および能力開発活動の組み合わせで構成されます。

  • SHLパーソナリティ検査OPQ32とGKNエアロスペース用のカスタムリポート:職場における行動傾向を測定するために作成されたパーソナリティ・アセスメントと、GKN用に設計された出力レポート
  • 2日間のアセスメントセンター:
    • 1日目−分析ケーススタディの準備セッション、グループ演習、意欲面についての面接、ロールプレイ、コーチングフォーラム
    • 2日目−分析ケーススタディのプレゼンテーション、能力開発ワークショップ、能力開発レセプションと最終プレゼンテーション

このプログラムを担当するDebbie Adams(HR, Talent, and Engagement担当副社長)は次のように述べています。

「SHLとパートナーとなって作成したソリューションは、これまでに参加した人々から素晴らしい評価を受けています。ディベロップメントセンターはさまざまなシミュレーションで演じる機会を提供します。参加者はリアルタイムのフィードバックとコーチングを非常に重視しています。センターの能力開発的側面は参加者に対して、物事をどのように異なる方法で行うのか、そしてそれを職場で「実践」するためにどのようなサポートが必要になるのかについて考えるよう迫ります。プログラムが必ずベストなものであるよう、毎回のセンター実施後、参加者からのフィードバックに基づいて、SHLは我々と一緒にセンターを改良し続けてくれています。」

(© SHL. Translated by the kind permission of SHL Group Ltd. All rights reserved)

訳者コメント

原文はこちらです。
https://www.shl.com/en/customers/success-stories/gkn-aerospace/
OPQとディベロップメントセンターを組み合わせて、リーダー層の能力開発を行っている事例です。

アセスメントセンターとディベロップメントセンターは複数演習を通して参加者の強みと弱みを把握するという点でほぼ同義ですが、目的が主に「評価」である場合にアセスメントセンター、「能力開発」である場合にディベロップメントセンターと呼ばれます。

(文責:堀 博美)

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