SHLグローバルニュース

このコーナーは、当社がライセンス契約を結んでいるSHL Group Ltd. がお客様に向けて発信している様々な情報を日本語に翻訳してご紹介するものです。主に広報誌やユーザー向けネット配信、HP、プレスリリースなどから記事をピックアップしています。海外の人事の現場でどんなことが話題になっているのか、人材マネジメントに関して海外企業はどんな取り組みをしているのかをお伝えすることで、皆さまのお役に立てればと願っております。

今回は事例をご紹介します。南アフリカの大手印刷会社のテスト活用事例です。

第266回 事例:パールメディア

パールメディア社は自分たちの採用戦略が、継続的成長と新市場拡大に必要な機敏さをビジネスに与えているかどうかを知りたいと考えていました。将来の成長に向けてパールメディア社が戦略を練ることにSHL Talent Analyticsが役立っています。

パールメディア社は自分たちの採用戦略が、継続的成長と新市場拡大に必要な機敏さをビジネスに与えているかどうかを知りたいと考えていました。

会社が成功してきた重要な要素は、専門的な印刷スキルを持つ人々を競合よりも早く雇用する力でした。これら生産スキルは引き続きビジネスの核ですが、パールメディア社は、ますますサービス主導になってきた市場において、適切なリーダーシップスキルや行動、知的能力を持つ人を雇用することも同じくらい重要であると気づいていました。

さらに、会社の風土や職場環境によく合った人を採用することによって、スタッフの退職率を下げることも目指していました。

現在の採用戦略の有効性を理解し、ビジネスニーズにより緊密に連携する戦略にするための改善点を見つけようと、パールメディア社はSHLに問い合わせました。会社が知りたかったのは以下の点です。

  • 南アフリカの人材プール全体と比べての自社の応募者の力量
  • そのプールと比較しての、会社が採用した人材の強み
  • 採用プログラムが強いリーダーシップ・パイプラインをサポートしているかどうか

SHLのTalent Analyticsは、自社の応募者や社員のパフォーマンスとリーダーシップのポテンシャルについて、 会社に深い洞察を与えます。それら洞察が業績改善のための人材意思決定の推進に役立ちます。つまり、会社は人材プログラムをより効果的に立案・実行でき、収支に与えるインパクトを正確に測定できます。

パールメディア社は人材採用にSHL能力テストとOPQ(パーソナリティ検査)を使っています。このデータを使って、応募者137人と新任シニアマネジャー22人のマネジメント行動、リーダーシップ・ポテンシャル、知的能力を集計し、SHLデータベースから引き出された印刷業界データと比較されました。

分析の結果、強力なリーダーシップ・ポテンシャルを持つ人を惹き付けて採用することにおいて、パールメディア社は進んでいることが示されました。特に、「決断・率先垂範」コンピテンシーでは他の南アフリカの会社の3倍、トップ人材を雇用しています。SHLユニバーサル・コンピテンシー・フレームワークのほとんどのコンピテンシーに渡って、社員は南アフリカの人材プールより優れており、会社のブランドが適切な行動を持つ人々を惹き付けていることが示されました。

リポートはまた、パールメディア社が自社人材をどう改善できるかのポイントも明らかにしています。例えば、これまで技術的な専門性を重視してきたためか、強力なマネジメントスキルを持つ応募者が必ずしも合格していませんでした。ある領域では応募者が劣っており、必ずしもベストな人材を採用しているわけではありませんでした。会社はこれらの洞察を採用ブランド戦略に生かそうとしています。

SHL Talent Analyticsによって提示された情報は、パールメディア社が採用や異動のやり方をよりいいものにする努力に刺激を与えました。会社は自社が必要な人材についてよりよく理解するために、主要役職のプロファイリング・プログラムに着手しました。Nico Grobbelaar氏(Executive Director Human Resources)は、コンピテンシーと能力を会社ニーズによりマッチさせることで将来の適切なリーダーシップチームを採用でき、人物と職務・風土の適合性を改善することによってスタッフの退職率低減に役立つと確信しています。

Nicoは次のように述べています。『SHL Talent Analyticsは、拡大計画実現のために必要な人材戦略に我々が焦点を絞ることを手助けしてくれました。』

(© SHL. Translated by the kind permission of SHL Group Ltd. All rights reserved)

訳者コメント

採用などで収集したアセスメントデータを分析し、人材戦略に生かすためのツールがTalent Analyticsです。業界他社との比較だけでなく、社内の高業績者グループと低業績者グループのデータを比較することでも大きな示唆が得られます。当社で「戦力性分析」と呼ぶものです。

(文責:堀 博美)

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