SHLグローバルニュース

このコーナーは、当社がライセンス契約を結んでいるSHL Group Ltd. がお客様に向けて発信している様々な情報を日本語に翻訳してご紹介するものです。主にグループHPのプレスリリースやブログなどから記事をピックアップしています。海外の人事の現場でどんなことが話題になっているのか、人材マネジメントに関して海外企業はどんな取り組みをしているのかをお伝えすることで、皆さまのお役に立てればと願っております。

今回はSHLグループCEOのAndy Bradshawによるビデオブログ(8月27日アップ)の内容をお伝えします。

第308回 タレントマネジメントの進化

人に関するデータ収集・分析を大規模に行うことによって引き起こされる革命が、組織と従業員の観点から労働力を変革します。

前回(訳者註:本コラム第306回参照)は、人材戦略について私たちがお客様と一緒に見てきたトレンドについてお話ししました。パンデミックの中でニーズが変化したため、組織はこの期間を利用してビジネス全体の変革を加速しています。私たちの最も重要な資産、つまり人材を中心に置く必要性がかつてないほど高まっています。

今回は、タレントマネジメントとその進化についてもう少し詳しく述べます。

興味深いことに、タレントマネジメントは採用ソリューションほど前進していません。採用ソリューションは受検者エクスペリエンスに焦点を合わせて対策を講じていますが、タレントマネジメントはやや伝統的であり続けました。しかし、これが変わり始めています。この数年、多くの組織が人事管理システムを置き換えてきましたが、ほとんどの組織にとって、これらのシステムは記録という機能を主とするシステムです。

様々なふうにエンゲージメントを捉えるこの分野において、新しいテクノロジーの入り口がたくさんあります。たとえば、従来のキャリアパスではなく、「人材市場」に行くことを考えてください。ほとんどの進歩的な組織は現在、タレントマネジメントをまったく異なる見方で検討し始めています。タレントマネジメントを推進するための強固なフレームワークは非常にストレートです。人を採用するよりも組織内で人を昇進させるほうがはるかに効果的であることがよくあります。

今、私たちが目にしているのは、この分野で先進的な組織のほとんどが、従業員を単なる「数」としてではなく、「個人」として見ているということです。タレントマネジメントソリューション全体の一部として、従業員の健康と成長についてますます考えています。

タレントマネジメントの立場から、2つの視点があります。ひとつは組織で、組織ニーズに焦点を当てて労働力全体のスキルと能力を検討します。もう一方が個々の従業員で、彼らが組織内を旅して成長する際のニーズも焦点となります。

基本的に、どちらも人に関する「洞察」に行き着きます。これらの洞察は当初、大規模で、多くの場合、高額なコンサルティング契約からもたらされましたが、私は、これらの洞察を、組織内でテクノロジーと科学を利用して大規模かつ素早く収集して組織と従業員の両方に利することができるようなやり方に革命があると思います。

パンデミックのこの時期が私たちに何かを教えてくれたとするなら、それは変化は絶えず続くものだということです。そして、労働力を真に理解する能力、状況に応じて方向を変えて変化する能力は、上級幹部に求められるものです。私は、人事部がこの領域に足を踏み入れ、上級リーダーチームに必要な洞察を提供し、労働力全体とそのひとりひとりを真に理解し、できるだけ最高の業績に向けて最善の意思決定を行うための情報を提供する機会だと思います。

組織にメリットがあるだけではありません。個々の従業員も同様に、組織の中での自分のキャリアとエンゲージメントを開発してマネジメントします。今後数か月から数年で、タレントマネジメントにさらに革命が起こるでしょう。私は、お客様が今後どのようにそれに適応して前進していくかをわくわくしながら見ています。

(© SHL. Translated by the kind permission of SHL Group Ltd. All rights reserved)

訳者コメント

SHLグループCEOからのビデオメッセージを書き下ろしたものです。
(ビデオメッセージは下記URLからご覧いただけます。)
https://www.shl.com/en/blog/insights-by-andy-how-talent-management-is-evolving-to-serve-employers-and-employees-alike/

「タレントマネジメントにおける革命」――正直、私にはAndyが具体的に何を指してそう言っているのか、まだはっきりと見えないところがあります。これからのグループの動きを、読者の皆様と一緒にわくわくしながら見ていきたいと思います。

(文責:堀 博美)

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