堀 博美のSHLグローバルニュース

このコーナーは、イギリスのCEB SHL Talent Measurementがお客様に向けて発信している様々な情報を日本語に翻訳してご紹介するものです。主に広報誌やユーザー向けネット配信、HPプレスリリースなどから記事をピックアップしています。海外の人事の現場でどんなことが話題になっているのか、人材マネジメントに関して海外企業はどんな取り組みをしているのかをお伝えすることで、皆さまのお役に立てればと願っております。

今回はハーバード・ビジネス・レビュー オンライン版(2015年4月1日)から、「Hello? Anyone in HQ Listening?」と題された記事をご紹介します。アジアの外資系企業CEOたちを対象とした調査結果を基にした記事です。

第173回 本社は耳を傾けているか?

先進国にいる多国籍企業のリーダーたちが、アジアの企業幹部の退職率が高いことについて話す際、「しかたないよね」ということになることが多いようです。高成長の副産物として避けられないことなのでしょうか?

CEBとラッセル・レイノルズ・アソーシエイトが共同で実施した調査によれば、必ずしもそうとは言えません。企業幹部の退職率が高いのは彼らの心を動かす特別な要因があるからです。調査はアジアにいるCEOやその他の幹部1000人以上に実施されたものです。本社は「自分たちの地域のことを理解していない」「自分たちの意見を大切にしてくれない」と感じている現地リーダーが多いことがわかりました。インド幹部は西洋の多国籍企業との関係が歴史的に強く親密なためか、本社に対して比較的好意的な見方をしているようですが、中国・香港・シンガポールなどの幹部は本社の上司が耳を傾けてくれないと感じています。

(© SHL. Translated by the kind permission of SHL Group Ltd. All rights reserved)

訳者コメント

上の表をご覧になってどうお感じになられたでしょうか?文中で述べられているようにインドの子会社幹部は西洋の本社に対して比較的好意的ですが、それでも最後の項目でやっと半分を超えるくらいです。他の3か所では、特に最初の3項目についてひとけたの数値が見られ、「本社はアジアの現実がわかっていない、意見を聞いてくれない、文化の差が大きいのに」という悲鳴が聞こえてきそうです。日本はどうでしょうか?外資系の日本企業のリーダーは西洋の本社に対してどのように感じているのでしょうか?また、日本に本社がある海外子会社のリーダーはどう感じているのでしょうか?

文責:堀 博美

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