堀 博美のSHLグローバルニュース

このコーナーは、イギリスのCEB SHL Talent Measurementがお客様に向けて発信している様々な情報を日本語に翻訳してご紹介するものです。主に広報誌やユーザー向けネット配信、HPプレスリリースなどから記事をピックアップしています。海外の人事の現場でどんなことが話題になっているのか、人材マネジメントに関して海外企業はどんな取り組みをしているのかをお伝えすることで、皆さまのお役に立てればと願っております。

前回から、適性テストなど人材測定が会社の業績に与えた効果をまとめたCEB調査研究リポートThe Talent Measurement Effectをご紹介しています。今回は第1部の事例です。

第168回 人材測定の効果――(2)ビジネスバリュー・ステートメント(事例前編)

    結果

  • テラーの研修期間が6週間から3週間に減少
  • 業績向上
  • 面接無断欠席者が20%以上から4%以下に
  • 面接合格率が50%に
  • 退職率低減

    課題

  • 銀行の新しい価値観に基づいた人材を呼び込み・採用したい
  • 採用の質を上げたい
  • 採用の意思決定のスピードを上げたい

    ソリューション

  • 銀行の採用プロセスに、革新的なビデオベースの状況判断力テスト(SJT)を導入

    結果

  • 採用チームの生産性が向上

    課題

  • 企業戦略により添った採用プロセスとしたい
  • マイクロソフトが最高の人材を呼び込み・採用し続けたい
  • 採用プロセスをスピードアップし、優れた人材がライバル企業からの内定を先に受諾することのないようにしたい

    ソリューション

  • ユニバーサル・コンピテンシー・フレームワークにに紐付いたパーソナリティ検査、言語と計数の能力テストなどの、人材測定プログラムを設計・導入
  • 受検者の結果をハイテク業界平均と比較評価

    結果

  • 社内外の採用にリーダーシップのグローバル像を提示することで成長
  • 選抜プロセスが合理化
  • 採用決定の質が向上したことによってビジネスリスクが減少

    課題

  • 各国の人材マネジメントのやり方を標準化することで、社内外の採用を合理化したい
  • 重要人材の定着を促したい

    ソリューション

  • リーダーシップ・ポテンシャルのある人材をグローバルで見つける
  • 最終選考に残った社内候補者をグローバルでアセスメントセンター(オンライン人材測定ツールを含む)
  • 各人に能力開発についてのアドバイスを提供

    結果

  • 承継計画を促すことで将来の成長を可能に
  • 国際的な新卒プログラムで新卒者の認知を上げ、雇用主としてのブランドを促進
  • 不適格な応募者をはずし、標準化されたプロセスを導入することによって、効率向上&コスト削減

    課題

  • 国際的な雇用主としてのブランドを向上させることで最高の新卒者を呼び込みたい
  • 将来のリーダー職のための、しっかりした承継計画を作りたい
  • 大量の応募者に対応したい(年間18人のトレーニー募集に対して約3000人が応募)
  • グローバル採用の一貫性を確保し、効率を向上させたい

    ソリューション

  • 標準化されたグローバル選抜プロセス
  • 能力テストとコンピテンシー面接で新卒アセスメント
  • 採用担当者にオンラインで面接官トレーニング
  • 最終選考に残った候補者に国際アセスメントセンター

    結果

  • ラインマネジャーの満足度が80%から95%に増加
  • 海外採用の効率向上で、採用期間が1カ月近く短縮

    課題

  • 長期的成長を確保するために、有能な新卒者を採用して、新興ビジネス、特にキャピタルブローカリング、投資銀行、個人資産マネジメントなどの分野の職務の人材を強化したい
  • 様々な国や地域に渡って、最高の候補者を公平かつ一貫して見極めたい
  • より効率的な新卒採用で、採用までの時間を改善したい

    ソリューション

  • オンラインの計数と法則性の能力テストを活用して、採用プロセスの早い段階で適格な候補者を絞り込む

    結果

  • 人材プールが南アフリカ全土に拡大
  • どの候補者も現住所から50km以内の場所でアセスメントを受けられる
  • 報告書がわかりやすいのでラインマネジャーが採用を決定できるため、採用決定期間が2週間短縮

    課題

  • 活用可能な人材プールを増やしたい
  • インターネットの接続状態が悪かったり評価者があまりいなかったりする地域も含め、全国で効率的な大量採用をしたい
  • 採用決定のスピードを速くしたい

    ソリューション

  • ビデオベースの状況判断力テストなどの職種別ソリューション

    結果

  • 3年間で1億ポンドを節減
  • 代理店に払う金額が70%低減
  • 従業員のエンゲージメント&満足度調査結果が向上
  • 公的サービスに対する顧客満足度が向上

    課題

  • コスト節減目標を達成したい
  • 余剰人員の大量解雇を避けたい
  • 第一線のサービスを守りたい
  • 従業員をもっと活用したい

    ソリューション

  • SHLのパーソナリティ検査と能力テストを組み合わせて「強み検査」を作成

    結果

  • 高得点の販売員は、平均点の販売員よりも、年間で平均8万ポンド多く販売
  • アセスメントプログラムのおかげで毎年4300万ポンドの利益

    課題

  • 高級ブランドとしてのイメージを守りながら結果を出せる販売員を見極めて選抜したい
  • 採用の質を改善したい
  • より効率的な採用プロセスと意思決定の改善をなしとげたい

    ソリューション

  • 職務分析
  • 販売員のためのオンライン・アセスメント・ソリューションをカスタマイズ

(© SHL. Translated by the kind permission of SHL Group Ltd. All rights reserved)

訳者コメント

リポートには人材測定の効果を定量的に把握した16件の事例が報告されています。それぞれの課題に対して導入したソリューションがどれだけの成果を収めたか、箇条書きで示されています。どれも具体的でインパクトのある結果ではないでしょうか。

次回は残り8件をご紹介します。一足先にご覧になりたい方は、以下のURLからダウンロードできます(お名前や社名などの入力が必要です)。

http://ceb.shl.com/uk/forms/content/the-talent-measurement-effect?cid=701D0000000bUje

文責:堀 博美

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