SHLグローバルニュース

このコーナーは、イギリスのSHLグループがお客様に向けて発信している様々な情報を日本語に翻訳してご紹介するものです。主にグループの広報誌やユーザー向けネット配信、HPプレスリリースなどから記事をピックアップしています。海外の人事の現場でどんなことが話題になっているのか、人材マネジメントに関して海外企業はどんな取り組みをしているのかをお伝えすることで、皆さまのお役に立てればと願っております。

今回は、SHLグループのブログより、優れたリーダーになるための3つの行動をご紹介します。

第344回 2022年により良いリーダーになる方法

この変化の年に、より良いリーダーになるための3つの行動を学びましょう。思いやり、前向きさ、効率性を持ってリードすることができるようになります。

2022年1月6日 エリン・クラスク

可能性と希望に満ちたフレッシュな新年の始まりです。新年は私たちにこれからの数ヶ月で何を達成したいのかを自問する機会を与えてくれます。自分の目標について考えるとき、私はジェームズ・クリアーの書籍『複利で伸びる1つの習慣』に登場する概念を思い出します。すなわち、「達成したいことではなく、どんな人になりたいかに焦点を合わせる」という考え方です。私が今年なりたいものは、「周囲の人が成長してそのポテンシャルを最大限発揮して働く機会を生み出すリーダー」です。

これは高遠な目標です。私はお気に入りのリーダーシップに関する著者のリストを作成して、彼らが優れたリーダーシップをどのように概念化し、成就しているかを理解することから始めました。長いリストが出来上がりました!特に目を引くものは、ダニエル・ピンク『モチベーション3.0』、サイモン・シネック『WHYから始めよ』、ラズロ・ボック『ワーク・ルールズ』、キム・スコット『グレートボス』、ブレネー・ブラウン『Dare to Lead』、スティーヴン・G・ロゲルバーグ『スーパー・ミーティング』などです。これら偉大なリーダーによる主張を熟考し、私は自分の目標を3つの行動に絞り込み、自分が目指すリーダーとなるようなシステムと環境を作りました。

根本的な透明性
根本的な透明性とは、迅速、明確、かつ正直なコミュニケーションを行うことです。重要な情報を受け取ったらすぐに伝え、何が起こっているのかを(問題や変化を避けたり、とりつくろったりせずに)明確に伝えることに強く意識をしていること、決定が下された理由について正直であることです。また、重要なメッセージを強調するために情報を繰り返し伝えること、難しい質問に喜んで答えること、そして答えがわからないときに認めることです。

共感的なリーダーシップ
共感的なリーダーシップとは、周囲の人々とつながり、彼らの気持ちや考えを理解することです。思いやりを示し、挫折や過ちに直面した時に味方になります。また、明確で親切なフィードバックと説明責任を果たすことによって、人々への気遣いを示します。重要なことは、他者の目標と欲求を理解し、ゆとりをもたせ、彼らを本質的に動機づけるものに向けて努力するように促すことです。共感的なリーダーシップとは、他者との有意義な関係を育むことです。そうすることで、苦労を学習に、もめ事を成長に変えることができます。

より良い会議
私は、会議をよりうまく運営することが、「他者が成長し、ポテンシャルを最大限発揮して働く機会を生み出すリーダー」になるための行動のトップ3に入ると信じています。ある調査によると、90%の人が会議で空想にふけり、73%が会議中に他の仕事をしています。米国では、非生産的な会議に毎年最大300億ドルを費やしています。では、どうすればもっとうまくできるでしょうか?より生産的な会議のために、次の3つの戦略から始めます。

  1. アジェンダ(議題の一覧)を作成する
    何も議題や目的がない場合は、キャンセルします。すべての時間を必要としない場合は、時間を短くします。議題が多すぎる場合は、優先順位を付けるか、書面で連絡するか、次のアジェンダに項目を追加します。
  2. フィードバックを求める
    会議をより生産的にするために何ができるかについて、参加者にフィードバックを求めます。
  3. ポジティブに保つ:
    会話がネガティブで非生産的な方向へ進んだときには、仕切り直して生産的な方向へ進めるために時間を使います。

世界中の組織がThe Great Resignation (大量自主退職時代)の流れを変えようとしており、より良いリーダーになることは2022年の焦点となるでしょう。優れたリーダーシップを定義する行動やモデルは無数にあります。その中でも、この3つの行動を取り上げたのは、リーダーシップは実践であり習慣であり、結果ではないからです。スキルセットを成長させるのと同じように、一貫して取り組むこと、繰り返すこと、練習が必要です。3つの行動は新しいものではなく、成功したリーダーの確立されたベストプラクティスです。これらの3つの行動に焦点を当てることで、他者がポテンシャルを最大限発揮できるように支援するリーダーとして活躍できるシステムと環境を作ることができます。さあ、あなたは今年どのような習慣を身につけますか?

(© SHL. Translated by the kind permission of SHL Group Ltd. All rights reserved)

訳者コメント

原文はこちら。
https://www.shl.com/resources/by-type/blog/2022/how-to-become-a-better-leader-in-2022/

筆者のエリン・クラスクは、SHLのソリューションスペシャライゼーションチームのマネージングコンサルタントです。本文中に参考書籍がいくつか挙がっていますが、既に読んでいる方も多いのではないでしょうか。エリンの抽出したポイントはこの3つでしたが、人によって重要なポイントは異なると思います。皆様はどのような点に注目し、ご自身の日々の行動に取り入れていらっしゃるでしょうか。

(文責:廣島晶子、監修:堀 博美)

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