アセスメントに関するFAQ
アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。
「アセスメントに関するFAQ」は「人事アセスメントFAQ」としてリニューアルし、YouTubeで更新していきます。ぜひ、そちらもご覧ください!
知的能力の高さと相関関係にあるパーソナリティー因子は何でしょうか。
当社のパーソナリティ検査OPQについて申し上げますと、いくつかの因子について相関関係がございます。ただ、詳細にどの因子かにつきましては、大変恐縮ではございますが、こちらではお答えすることができません。担当コンサルタントへお尋ねいただくか、OPQ解釈コースへご参加いただけますと幸いです。「OPQ解釈コース」では、OPQの各因子についての詳細な解説を行っております。
文責:廣島晶子
パーソナリティ検査カテゴリのセミナー:OPQ解釈(オンデマンド)
個人面接20分で必要とする情報を得るのにはかなり訓練が必要だと思います。「深く掘り下げる」場所に短時間でたどりつくためのコツのようなものはありますか?
事前情報の収集と分析ではないでしょうか。石油の掘削とか温泉の源泉を堀当てるのと似ているように思います。事前情報ゼロで初めて会う人と雑談的な会話をして、そのなかから「ここ掘れワンワン」という場所をみつけるのは至難のことだと思います。面接で利用可能な事前情報は、エントリーシートやパーソナリティ検査の結果です。エントリーシートにおいて、面接で評価をしたい能力を発揮した経験を問う設問があれば、その点を掘り下げていくことが一番の近道です。
そうではない場合には、学生時代に最もエネルギーを注いだことについて聞くことをお勧めします。その部分は彼(彼女)の経験のエッセンスがつまっている場所であり、ここ掘れワンワンの場所であることが多いです。パーソナリティ検査の結果は、面接で評価をしたい能力に関連するパーソナリティ因子が分かっていれば、それらの因子に着目し、どの部分が強みあるいは弱みとなりそうか事前に仮説をもつことが可能です。エントリーシートの内容と合わせて見ると、ある話題に対しどのような観点から掘り下げていくか、事前にシナリオを作ることができます。
文責:廣島晶子
学生によるプレゼンテーション(課題に対する解決策の発表)を行いたいのですが、何に注意する必要がありますか。
プレゼンテーションの評価をする場合、主な観点としては提示された解決策の質と、効果的に伝えることができるかに分かれると思います。加えて、プレゼンテーション後に質疑応答を行う場合には、反論や批判に対しどのように対処するかを見ることができます。
どのような目的で実施されるかによって注意するポイントは異なりますが、例えば、解決策の質を評価したい場合には、結論だけ話して根拠が分からないと評価が難しくなります。根拠を明確にして話す、所定の用紙に根拠を記載するなど、各人の思考のプロセスを確認することができるように、事前にガイダンスをすることをお勧めします。
文責:廣島晶子
客観的な面接においては、なぜ特定の要素に絞って情報収集と評価を行うのでしょうか?
われわれの見解では、面接は仮説検証の場であり、医師の診断行為になぞらえるものだとみています。例えば、「この人はかくかくしかじかのデータから、ある臓器に腫瘍の疑いがありそうだ。そのためにレントゲン写真をとってよくその部分をみよう」というわけです。レントゲン写真を撮って眺めるプロセスがちょうど面接にあたるという理解です。特定の問題意識があり、それを限られた時間のなかで確かめたいのです。全項目を客観的に公平に評価する手法としての面接法は、評価の信頼性、妥当性いずれにおいても(過去の面接学の)研究によって否定されており、それは不可能であるとされています。
文責:河合靖弘
事前にWEBでエントリーシートを提出してもらっています。ただ、本当に本人が書いたものか分かりません。やはり一堂に会した場面で書かせた方が良いのでしょうか?その場合どのようなデメリットがありますか?
説明会や試験会場など、その場でエントリーシートを書かせることのデメリットとしては、まずは採用側の負荷が重くなることが挙げられます。会場でエントリシートを配布して時間管理を行い、回収を行うことはWebでの選考に比べたら圧倒的に効率が悪いですし、提出物が紙ベースのものになる以上、結果の採点や保管にも手間がかかります。また、応募者側にとっても、エントリーシート選考の実施によって説明会や選考会の時間が長くなることは、あまり良い印象を与えないでしょう。
一方、会場でエントリーシートを書かせることのメリットとしては、ご指摘の通り、他のエントリーシートからのコピー&ペーストなどではなく、確実に本人が書いたものが提出されるということが挙げられます。また、課題の与え方によっては、限られた制限時間の中で論理的に文章をまとめ、課題を完遂させる力をみることも可能になるかと思います。
文責:河合靖弘
エントリーシートカテゴリのセミナー:エントリーシート評価者訓練コース
ご質問
お気軽にご質問をお寄せください。
※お送りいただいた全てのご質問を掲載するわけではございません。また質問内容を抜粋して掲載する場合がございます。
あらかじめご了承ください。
- 日本エス・エイチ・エルの公開セミナー
- 選ばれる理由
- セミナーを探す
- 講師一覧
- セミナーご受講の流れ
- セミナー参加者のご感想
- 人事アセスメントFAQ