アセスメントに関するFAQ

アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。

5722021/03/17パーソナリティ検査

採用時に貴社の適性検査を利用しています。入社後3年目、5年目に研修をおこなうのですが、過去の結果との経年変化を見ると、何か有効な情報が得られるような気がしています。採用後にも受検し、採用時の結果と比較して何かの人事施策に活用されている事例があれば教えてください。

1つは、本人の育成や振り返りに使用するという事例があります。キャリア面談などの際に、入社時の結果と入社3年後の結果の違いを比較し、変わった点や変わらない点を確認の上、なぜそのような変化が起こった(あるいは起こらなかったか)を振り返ります。仕事を通じて生じた変化を深く振り返ることで、自身の強みを改めて認識したり、将来のキャリアを考える上での参考資料として使用するというケースです。
もう1つは、採用基準の振り返りとして使用する場合があります。例えば、入社3年目の方の適性検査結果をもとにハイパフォーマー分析をして採用基準を設けたとします。その方々の採用選考時の適性検査結果がある場合、設けた採用基準が本当に機能するか検証します。仮に入社者(または内定者)のほうが不合格者よりもその基準が低いようであれば、基準自体の再考となる可能性があります。

文責:小松弓恵

パーソナリティ検査カテゴリのセミナー:OPQ解釈(オンデマンド)

5712021/03/10面接

同業者からスパイとして入社されるのを防ぐため、家族の職業を確認しているが問題無いか。

面接で家族の職業を聞くことは、人権問題にかかわるため、基本的には認められません。スパイかどうかを面接で見抜くことはなかなか難しいですが、面接で尋ねたい場合は別の角度から尋ねるようにしてください。最終的には、もし入社が決まった場合に契約で機密事項の約束を交わす、しか方法はないように思われます。

文責:小松弓恵

面接カテゴリのセミナー: 面接官セミナー新卒基礎編中途基礎編

5702021/03/03エントリーシート

新卒採用担当者です。面接のオンライン化に伴い、面接時間を短縮することになるためにエントリーシートをうまく使って面接の判断につなげたいと思います。どのような工夫をすればよいでしょうか。

エントリーシートと面接をより関連付けたい場合、2つの考え方があります。
1つ目は、面接で取り上げるべき話題を前もって特定するための情報源にする、という考え方です。応募者が、学生時代にどのような過ごし方をしていたかが一覧でわかるようなシートを提出させることで、何の話題を中心に面接で聞けば良いかがわかりやすくなります。具体的には、学生時代の取り組みの内容と期間、頻度、自分にとっての優先順位、最も大変だったこと、それぞれの経験から学んだことや自分の強みとなったことを記入する欄を設けます。「学業(研究)」「部活動(サークル)」「アルバイト」などのカテゴリー分けをしてもよいでしょう。前述の内容を1問につき1つずつ記載する形で、できるだけ多くあげてもらうことでその応募者が学生時代に取り組んだことの中から、何の話題から掘り下げるべきかが見えやすくなります。

文責:小松弓恵

エントリーシートカテゴリのセミナー:エントリーシート評価者訓練コース

5692021/02/24面接

応募者の同化性は、面接でどのように評価すればよいか。

同化性とは「自社に馴染むかどうか」で、戦力性(仕事ができるかどうか)とは分けて評価します。
同化性の評価で最も大切なことは、「面接官の人選」です。

  •  目の前の応募者が自社で働いている姿を、違和感なくイメージできるか
  • 「○○部署の××さんに雰囲気が似ている」と、誰か具体的な社員の顔が思い浮かぶか

といった主観評価(全体的な印象評価)が中心になるため、社内の様々な部署に顔を出し、会社全体の社風をよく知る社員を面接官に選んでください。
社歴の浅い社員や、あまり他部署と交流がない社員では同化性評価は難しいでしょう。

文責:清野剛史

面接カテゴリのセミナー: 面接官セミナー新卒基礎編中途基礎編

5682021/02/17面接

多様な価値観や考え方がある物事に対して、しっかりと自分の意見を主張し、かつ異なる考えにも理解を示したり、受け入れたりできるような人材を面接で評価したい。面接中に、あるテーマについて意見を求めた上で、「こういう見方もできないか」と面接官があえて反論することで、評価できないか。

その方法だと、多様な価値観への理解だけではなく、頭の回転の速さも問われます。
応募者が回答に詰まった場合、それが異なる考えを受け入れられないからなのか、その場ですぐに考えを整理できないからなのか、判断がつきません。
また、仮に応募者が「それは、○○という理由から考えにくい」と答えても、単に面接官の反論が論理的に誤っているので否定したに過ぎない、という可能性もあります。

面接で評価する場合は、過去に価値観の相違で人とぶつかった経験、違う価値観を受け入れなければならなかった経験などを尋ね、どの点が自分の価値観と異なっていたか、どう対処したのか、相手の反応はどうだったのか、などを掘り下げていくことをお勧めします。
具体的な評価基準は(応募者もご覧になるかもしれないので)ここでは触れませんが、興味のある方は担当コンサルタントまでご相談ください。

文責:清野剛史

面接カテゴリのセミナー: 面接官セミナー新卒基礎編中途基礎編

タレントマネジメ
ントコラム 日本エス・エイチ・エルの人事コンサルタントの視点

ご質問

お気軽にご質問をお寄せください。
※お送りいただいた全てのご質問を掲載するわけではございません。また質問内容を抜粋して掲載する場合がございます。 あらかじめご了承ください。

セミナーお問い合わせ