アセスメントに関するFAQ
アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。
「アセスメントに関するFAQ」は「人事アセスメントFAQ」としてリニューアルし、YouTubeで更新していきます。ぜひ、そちらもご覧ください!
面接官2名一組での面接を検討しています。面接官の組合せが頻繁に変わるのでコンビネーションが上手くいくか心配です。何か参考になるアドバイスをいただければ有難いです。
以下2つの方法をお伝えします。
1つは、応募者とのやり取りをする役、記録をとる役、に完全に分ける、です。
それぞれがそれぞれの役割を果たせばよい、という考え方です。
仮に内1名が面接に長けた方であればその方が応募者とのやり取りを担当することで安定した評価情報を収集することができますし、記録者は記録に徹していますのでかなり細かいレベルで面接記録を残すことが可能です。
また記録者が上手な面接官の「面接のやり取り」を見聞きすることで教育効果が期待できます。
反面、「2名の(異なる)面接官からなされる質問(刺激)に対する応募者の反応を確認する」ことや「(経験の浅い人が)実践を重ねることで面接をレベルアップさせていく」というメリットは得られません。
もう1つは、面接官によって何を確認するか、何分担当するか、を予め決めておく、です。
例えば、全体30分の面接として、最初の10分は1人目の面接官が過去の経験について確認し、次の10分間はもう1人の面接官が志望動機と入社意欲について聞く。
最後の10分間は、両名で確認が不充分であると感じた箇所について確認する、などと決めておけば確認すべき項目の漏れを小さくする効果が期待できます。
実施上の注意点は「時間配分」です。1人の面接官が時間を使いすぎると、その他について充分な情報を得ることができなくなります。
また、2名の面接官が聞くべきテーマ間の距離が近い場合、同じ話題を繰り返し質問をすることになります。
いずれの場合も、役割を明確にしておくことが重要です。事前に面接官同士で質問リストや面接全体の流れ、時間配分などを確認しておくことをお勧めします。
文責:小松弓恵
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