アセスメントに関するFAQ

アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。

6342022/06/29面接

面接中に聞くべきことが無くなってしまい、困ることがよくあります。あらかじめ面接の質問リストを準備しておくべきでしょうか。

結論から申し上げると、面接時の質問リストを準備して面接を進めることはあまりお勧めしません。面接が機械的・単調になりやすく、応募者の取り組みについて掘り下げることも難しくなります。結果として応募者のことを深く知ることが出来ず、応募者側にとっても満足度の低い面接につながります。また、どのような質問がなされたかが、SNSや就職活動の掲示板などで共有されることで、応募者側の面接対策が容易になってしまう懸念もあります。

質問リストではなく、どのような観点で応募者と対話していくとよいかを整理したフレームワークを意識するとよいでしょう。
具体例としては、「STAR手法」と呼ばれる、「S(Situation:背景情報)→T(Task:課題や目標)→A(Action:行動や考え)→R(Result:結果や成果)」のそれぞれの観点について、順を追って話題を掘り下げていくことで、応募者の取り組みについて網羅的に情報収集するための考え方があります。仮に質問に詰まってしまった場合にも、ここまでに収集した情報を整理し、「S/T/A/R」それぞれに当てはめてみることで、情報の抜け漏れや曖昧な点を発見でき、次の質問のヒントに繋がります。

「STAR手法」の考え方や具体的なプロセスについては、当社の公開セミナー「面接官セミナー 新卒基礎編」の中でも取り上げており、講義と実践演習を通してスキル習得が可能です。ぜひご受講いただければと思います。

文責:河合靖弘

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