アセスメントに関するFAQ

アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。

6312022/06/08グループ討議

グループ討議を評価する際に、参加者の言動で確認しておくとよいポイントはありますか?

グループ討議の評価指標は企業によって異なると思いますので、ここでは評価の際に参考となるポイントの例を2つ取り上げます。

1つ目は「討議での課題達成に向け、議論を前に進めているかどうか」になります。
社内会議でもよくあるかもしれませんが、集団で1つのテーマを議論していく際には、得てして本筋とは関係のない話題や、重箱の隅をつつくような細かな点に脱線することがあります。時間が限られたなかで、求められる課題に対しての成果(=結論)を出すことが前提である以上、結論に向けて議論を推進していく役割はとても重要です。これは単純な議論の進行役(司会)という意味ではなく、結論に至るための重要な発言や、メンバー間のコンセンサス形成への貢献、本質的な話題への議論の揺り戻しなど、結論を導き出すための影響力の強さに注目するとよいでしょう。

2つ目は「全員参加で議論を進めるための、潤滑油の役割」になります。
1対1のプレゼンテーションではなく、集団での議論から結論を出すことが求められるのがグループ討議です。議論を活性化させるための雰囲気づくりや、議論についていけていないメンバーに対するフォローなど、全員参加で議論を進めることに対しての貢献度の強さを確認します。

グループ討議は「他者に対する関わり方」を直接観察できる演習です。議論を進めていくうえで、他のメンバーに対してどのように関わろうとしているか、ぜひ注目してください。

文責:河合靖弘

グループ討議カテゴリのセミナー:グループ討議セミナー

タレントマネジメ
ントコラム 日本エス・エイチ・エルの人事コンサルタントの視点

ご質問

お気軽にご質問をお寄せください。
※お送りいただいた全てのご質問を掲載するわけではございません。また質問内容を抜粋して掲載する場合がございます。 あらかじめご了承ください。

セミナーお問い合わせ