アセスメントに関するFAQ

アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。

6302022/06/01面接

応募者の価値観について理解を深めるために、採用面接で応募者の思想について尋ねることは問題ないか?

採用面接が応募者に対する採否を判断することを目的とする以上、応募者の思想について尋ねることは避けてください。宗教や支持政党、尊敬する人物などの「思想・信条にかかわる事項」については、本来自由に考えを持つことが認められているものであり、それらを理由に採用判断を行うことは就職差別に繋がるリスクとなります。この点は、厚生労働省の掲げる「公正な採用選考のためのガイドライン」にも定められています。

これらの事項については、評価目的でなく、応募者の緊張をほぐすためのアイスブレイクの際に話題として取り上げる面接官もいますが、面接官側から質問を行うことは避けてください。応募者側からすれば、面接で尋ねられたどの話題が自分の評価に強く影響を及ぼしているかを把握することは出来ません。面接で質問を受けたことはすべて評価に関係する、と思ってしまっても不思議ではなく、すなわち面接の場で話題に取り上げた時点で、これらの話題は就職差別に繋がるリスクとなり得ます。

文責:河合靖弘

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