アセスメントに関するFAQ

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6072021/12/01面接

採用時に多くの手間暇をかけて、学生一人一人と面接を実施していますが、饒舌で話が上手い学生に騙されてしまい、入社後にあれ?と思うことが度々あります。また、面接官の好き嫌いによる好みが評価に反映されている気がして、応募者側の納得感も薄いような気がするのですがどう思われますか?

確かに、他の選考手法と比較をすると、「面接」という手法は面接官の主観や環境の影響を免れないという側面があり、かつ応募者に「騙されやすい手法である」といえます。
そのような側面がありながら、「面接」という選考手法が多くの企業で好まれているには理由があります。
主な理由は以下の3点が考えられます。

  1. 面接でしか見えにくいものがある
    面接では、応募者の経験を聞くことができます。
    従って、どのような経験を積んだか、どのようなことを考えたかを詳しく聞くことで、テストなどでは見えない応募者の「人となり」を見ることができます。
    また、自分について話す場であるため、「自分自身をどう捉えているか」を推察することができます。
    自分を客観的に見ることができるか、極端に高く(或いは低く)自分を捉えていないか、などを確認することができるのは「面接」という手法だけだといえるでしょう。
  2. 社員が実施することができる
    テストなど、外部のサービスを使わないと実施しにくい選考手法に比べ、面接は社員が実施することが可能です。
    従って、極力採用予算を抑えたい場合、面接は最も取り組みやすい選考手法であるといえます。
  3. 評価以外のメリットがある
    面接は、企業のイメージアップや応募者の動機づけなど、評価以外の目的として活用することができます。
    応募者の質問を受けるなど、面接では応募者と面接官とでじっくりと対話をすることが可能です。
    そのため、面接は重要な広報のための道具になりうるのです。

こうした理由から、面接は企業と応募者双方に利点のある手法だといえます。
このような面接の特徴を活かしつつ、他の手法も組み合わせることで、より採用活動の質を高めることができるでしょう。

文責:藤原明香

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