アセスメントに関するFAQ
アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。
「アセスメントに関するFAQ」は「人事アセスメントFAQ」としてリニューアルし、YouTubeで更新していきます。ぜひ、そちらもご覧ください!
講師の方が考える、「ウィズコロナの時代」の新卒応募者に求める採用基準には何がありますか?
あくまで私個人の見解として回答します。
ここでは特定職務の専門職ではなく、ジョブローテーションを前提とし多様な業務に従事する可能性のある、総合職に求める採用基準として考えます。
その場合には、「変化への適応力」と「主体性」という2つを、新卒採用では優先度の高い要素に挙げたいと思います。
1つ目の「変化への適応力」は、コロナウィルスの流行によって顕著な変化が生じたビジネス環境に素早く順応し、自分の持ち味を発揮できることと、多様な価値観を受け入れ、状況や役割に応じて自身の行動や考えを柔軟に変容できることを指します。前例が無く先の見えない環境であっても、それを楽しむくらいの気概を持てることが、どのような仕事への従事であっても重要だと考えます。当社の定義するコンピテンシーでいうと「状況適応力」が該当します。
2つ目の「主体性」は、与えられた役割を自分ごととしてとらえ、職務に必要な知識や経験を主体的に得ようとする姿勢を指します。状況が刻々として変化していく現在のビジネス環境では、既存の業務マニュアルや上司・先輩社員の経験が必ずしも有効になるとは限りません。自ら主体的に取り組むことでトライアンドエラーを繰り返し、そこでの気づきから学びを得ていくことが重要と考えます。多少の失敗が許される新人時代に多くの経験を重ねておくことは、その後の大きな財産となります。当社の定義するコンピテンシーでいうと「ヴァイタリティ」に該当します。
経済産業省の定義する「社会人基礎力」には、このほかに「考え抜く力」や「チームで働く力」がありますが、これらは職務での経験を通じて少しずつスキルを高めていけると、個人的には考えます。それよりも、多様な環境のなかで経験を積み重ねていくための「変化への適応力」と「主体性」を、これからビジネス現場という新しい環境に飛び込む新卒社会人に持っていてほしいです。
文責:河合靖弘
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