アセスメントに関するFAQ
アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。
「アセスメントに関するFAQ」は「人事アセスメントFAQ」としてリニューアルし、YouTubeで更新していきます。ぜひ、そちらもご覧ください!
当社では、ここ数年、上司と部下による1on1ミーティングを週に1回程度行うことを推奨しています。最近、現場の上司から「1on1ミーティングで『何か話したいことはないか』と部下に聞いても『何もない』と言われることが多い。何を話したらよいか」という相談を受けることが増えてきました。どのように対応したらよいでしょうか。
1on1ミーティングで部下が「何も話すことはない」と述べることが多い場合、大きく3点ほど原因が考えられます。
- (誰が相手であっても)部下自身があまり自己開示をしたくないタイプである
- 1on1という場で(あるいは上司という立場の相手に)話すべき内容は何もないと感じている
- その方が上司であるから話したくない
会社としては、2点目と3点目が原因である可能性がないかを確認する必要があります。
特に、同様の悩みを抱えている上司が多い場合、2点目が大きな要因である可能性が高いです。
2点目や3点目が要因だとした場合、人事部門としては、上司に対して1on1ミーティングの望ましい進め方を伝える一方、「1on1ミーティングは色々なことが話せる」という風土を作っていくことも大切です。
上司に伝えることとしては、
- 雑談や部下の関心事項などを意識して話す
- 毎回、部下の課題や問題点の指摘から入らないように気を付ける
- 部下の話を頻繁に遮らないよう、配慮する
- 「時間がない」「忙しいから短めにしたい」などと、時間が限られていることを部下に言い過ぎないよう気を付ける
- なるべく部下が多く話せるよう配慮する
- ときに、上司自身のこと(できれば苦手なことや失敗話も含め)をオープンに伝える、ただし上司が話し過ぎないよう気を付ける
伝えたほうが良いことは他にもありますが、1on1ミーティングの目的や御社の社風によっても進め方が異なるかと思います。
より詳しい情報を把握したい場合は、ぜひ当社のコンサルタントにご相談ください。
文責:小松弓恵
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