アセスメントに関するFAQ

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5952021/09/01分析

採用面接の合格者集団と不合格者集団の適性検査結果を比較したところ、面接の評価基準と関連する尺度に統計的な有意差が見られなかった。これは「面接でその評価基準を見れていなかった」ということになるのか。

合格者と不合格者の適性検査の尺度得点に差が見られなかった要因として

  1. 評価基準以外の要素で評価していた
  2. 合格者も不合格者も平均点が高く、差が生まれにくかった
  3. 一部の面接官が評価できていなかった

などが考えられます。

3.については、面接全体ではなく「面接官別」に分析してみると、特定の面接官だけ別の観点で評価していたり、評価が甘(辛)過ぎたりしている傾向が見られる場合がありますので、ぜひ個別に分析してみてください。

ただ、あまり面接の合否と適性検査得点との相関性を見出すことに拘り過ぎると「適性検査の得点だけで合否を決めればよい」ということになりかねませんので、特定の面接官だけ評価傾向が異なっていたり、面接全体として「合格者のほうが、評価基準に関連する尺度得点が低い(=採用ターゲット層を"積極的に"不合格にしていた可能性がある)」という傾向が見られたりしない限りは、それほど気にしなくてよいと思います。

文責:清野剛史

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