アセスメントに関するFAQ
アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。
「アセスメントに関するFAQ」は「人事アセスメントFAQ」としてリニューアルし、YouTubeで更新していきます。ぜひ、そちらもご覧ください!
リモートワークを強く推奨した結果、今でも在宅勤務が中心の部署が多いのですが、特定の上司のもとから部下が続けて退職していることが気になっています。リモートワークと退職率に因果関係があるのでしょうか。
退職者の人数などにもよりますので、一概に因果関係があるとは言い切れません。ただ、個人的には、変化の大きな環境で働く場合に、以下の要素がある管理職のもとでは「働きにくい」と感じる部下がいる可能性が高いのではないかと思われます。
- 様々な価値観を認められない
仕事以外のことも含め、自分と異なる価値観や考え方に聞く耳をもたない管理職は、部下にとって働きにくいと感じる可能性があります。例えば、コロナ感染症への不安やワクチン接種に対する考え方は人それぞれです。そのような「本来自由であってしかるべき考え方」を否定されることが多いと、人はやる気を失う可能性があります。 - 変化に応じて仕事の進め方を変えられない
例えば、リモート会議であるにもかかわらず、対面と全く同じような会議の進め方を行っている上司に対し、部下が違和感を抱くことがあるかもしれません。会社からの指示通りに場をオンラインにしただけで、何も工夫が見られない上司の姿から、環境の変化についていけないのではないか、という不安を部下が抱く可能性があります。 - 部下が組織の一員であることの重要性を伝えられない
リモートワークでは、物理的に「出勤する」という行為を伴わないため、より組織への帰属意識が薄れやすい傾向があります。そのため、部下とのコミュニケーションはとても大切であり、部下自身が自分の存在意義を感じられるように上司側から積極的に働きかけることがとても大切です。
まずは、これら3点に該当するような言動がないかを確認することをおすすめします。
文責:小松弓恵
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