アセスメントに関するFAQ
アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。
「アセスメントに関するFAQ」は「人事アセスメントFAQ」としてリニューアルし、YouTubeで更新していきます。ぜひ、そちらもご覧ください!
今年初めて新卒採用時にオンライン面接を実施したところ、昨年までの対面での面接よりも、全体的に面接官の評価が高くなりました。なぜこのような現象が起こったのでしょうか?
評価項目や詳しい状況を把握していないため、私見になりますが、ご容赦ください。考えられる要因を大きく分けると、面接環境と、面接官の評価基準、の2点があげられます。
1点目の面接環境とは、応募者が面接を受ける際の環境のことを指します。対面面接と異なり、オンライン面接の場合、応募者側が面接を受ける環境を選ぶことができます。相手に良い印象を与えるための工夫がしやすく、自分のリラックスできる環境で面接を受けやすいため、ベストプレーが発揮できる可能性が高いです。結果的に評価が全体的に高くなる可能性があります。
2点目の面接官の評価基準についてですが、印象評価を中心にしている場合を指します。対面面接であれば、応募者の熱意の有無などを「肌で感じる」ことができますが、オンラインでは難しいです。肌感覚の評価が難しい場合、事前にきちんと準備をしている応募者と面接をすると、対面よりも情報が少ないため、よりポジティブな印象を受けやすくなります。評価をしている面接官にとっては、自信をもって厳しい評価をすることができないため、評価結果が甘くなりやすい傾向があります。
一方で、印象評価でつけないということは、印象に惑わされることなく、本来のポテンシャルを引き出しやすいとも言えます。このようなオンライン面接のメリットを活かした評価基準を中心にすると、評価の傾向が変わってくるのではないかと思われます。
文責:小松弓恵
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