アセスメントに関するFAQ

アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。

5452020/09/02グループ討議

グループ討議をオンラインで実施する際の注意点を教えてください。

オンラインのグループ討議で最も注意すべき点の1つは、参加者によって環境が異なる点にあります。スマートフォンで参加する人もいればPCで参加する応募者もいます。企業側で環境を指定しない限り、どのような環境の応募者でも、できるだけ公平に参加できるような環境で討議を行うことが重要です。例えば、多くの資料をたくさん読ませるような討議は、参加しにくい応募者が出るため、なるべく避けたほうがよいです。実施するならば、参加しやすい環境を整えることを心がけるとよいでしょう。

2点目は、合格率を下げ過ぎないようにすることです。採用基準にもよりますが、6割以上を不合格にする選考手法としてはリスクが大きいです。理由は、評価できる言動が限られ、印象評価に近くなる傾向があるためです。できれば、明らかに水準に達していない人を評価する手法として使うことを推奨します。

3点目は、ルールや条件が具体的であるほど、評価者が見るべきポイントがはっきりしやすいという点が挙げられます。抽象的なテーマで条件がないまま実施すると、応募者の個性が見えるというメリットはありますが、評価者によって見たいポイントがかなりばらつくというリスクがあります。実施目的によりますが、客観的な評価をしたい場合には、なるべく具体的なテーマや条件、ルールのもとで実施することを推奨します。

文責:小松弓恵

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