アセスメントに関するFAQ

アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。

5272020/04/08アナログ

一見すると和やかに語ってくれる学生でも、何となく違和感を感じることがあります。このもやもやの正体は何でしょうか?

これまで経験で無意識に蓄積されたデータベースとの乖離ではないでしょうか?
客観評価と比べて、悪いことの代表例として挙げられることが多い主観評価ですが、非常に有益な情報をアラートとして、知覚させてくれることがあります。例えば、人は嘘の笑みを浮かべている時、口の周りの大頬骨筋を上げることはできますが、眼輪筋を動かすことはあまりありません。よく言われる「目が笑っていない」というものです。また、嘘の表情は本物の表情よりも不自然に長く続いたり、余韻を残さず表情が突然消えるという特徴があります。
このような特徴は、言語化して意識せずとも、過去の経験と照らし合わせ瞬時に「違和感」として処理されます。主観は大量の情報を瞬時に処理する(そのためにあえて言語化しない)ための、優れた機能と考えられますが、合否のエビデンスとしての客観性に欠けます。主観で感じた違和感を手掛かりとしてより詳細な質問を重ね、客観的な情報を収集してください。

文責:藤原明香

タレントマネジメ
ントコラム 日本エス・エイチ・エルの人事コンサルタントの視点

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