アセスメントに関するFAQ

アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。

4492018/09/19分析

当社は採用でリーダーシップを評価しています。経年での傾向を調べるうえで、各年の内定者集団の適性検査データに注目し、リーダーシップに関する指標の平均値推移を確認していますが、このままの方法で問題ないでしょうか。

適性検査データを活用する際に、個人の結果だけに注目をするのではなく、集団の傾向を確認していくことはとても良いと思います。「平均値」という概念を用いることによって、集団の特徴にどのような傾向があるかが見えてきます。

ただし、異なる集団(今回は各年ごとの内定者集団)について、その平均値を単純に比較し、数値の高低だけで比較をすることは注意が必要です。なぜなら、平均という数値を算出する上で、その年の内定者数(データの数)や一人ひとりの得点のバラつき(分散)が影響を与えており、かつ年度ごとにこれらの状況も異なります。この点を考慮しないまま数値の単純比較を行うと、誤った判断を招いてしまう可能性があります。(例えば、ある一部の特徴的な内定者のデータが、平均値を大きく押し上げてしまっているだけなのに、それを内定者全体の傾向としてとらえてしまう、等)

このような問題を解決するには統計の知識を応用して、データ分析を行っていくことが有効になります。具体的な考え方は当社の公開型研修である「統計分析セミナー」でも扱っていますので、ご興味のある方はぜひご参加を検討ください。

文責:河合靖弘

分析カテゴリのセミナー:統計分析セミナー

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