アセスメントに関するFAQ

アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。

4482018/09/12面接

「応募者と2、3分も話せば優秀かどうかは判断できる」と豪語する面接官がいますが、この評価を信じてよいものでしょうか。

面接官の直感を重視して合否を決めるのであれば別ですが、客観的な基準をもって評価を行う場合には、短時間での判断は望ましくないといえます。判断までの時間が少ないと、それだけ面接で集められる証拠(判断をするための材料)が少なくなり、目の前の応募者から得られた情報ではなく、過去の面接経験に基づいた推測から目の前の応募者を判断しやすくなると思います。

例えば、成果創出に関連性の深い要素といわれる行動特性(コンピテンシー)の強さを基準に据える会社がありますが、このような行動特性を面接で見極める場合には、十分な経験を有する面接官であっても、ひとつの基準を確認するのに少なくとも10分以上の時間を要します。客観的な評価のためには、そのための証拠を十分に集める時間が必要であるといえるでしょう。

文責:河合靖弘

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