アセスメントに関するFAQ

アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。

4402018/07/18その他

当社では、管理職の育成を目的として360度評価を実施していますが、業績の低いチームのマネジャーでも部下からの評価が高い場合があり、どのように解釈すればよいか悩んでいます。

360度評価と業績が必ずしも一致しないという現象は起こり得ます。360度評価は、評価者の主観の総意であり、成果とは異なるためです。そのため、360度評価は取り扱いに十分注意する必要があります。
例えば、部下の意見に耳を傾ける機会を積極的に持つ上司であり、部下からとても慕われているが、業績を出すことができないという上司がいるとします。もし、360度評価をもとに上司の行動を変えさせたいと考えた場合、全体の傾向だけをとらえるのでなく、特定の項目や評価の観点を重点的に確認する必要があります。その際、部下と上司(あるいは周囲)の評価のギャップがある項目に着目したり、粘り強く目標を達成するという観点を重点的に確認したりすることで、課題が明確になる場合があります。
360度評価は、実施後の解釈がとても重要であり、ツールをよく理解している方がフィードバックをすることを強くおすすめします。

文責:小松弓恵

タレントマネジメ
ントコラム 日本エス・エイチ・エルの人事コンサルタントの視点

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