アセスメントに関するFAQ
アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。
「アセスメントに関するFAQ」は「人事アセスメントFAQ」としてリニューアルし、YouTubeで更新していきます。ぜひ、そちらもご覧ください!
適性テストを面接官に見せることで、先入観をもつ危険性があるのではないでしょうか。
先入観をもつことと、予測(=仮説)を検証することの違いを把握する必要があります。
お医者さんの世界を例にとって説明しましょう。
医療の「検査データ」が採用の「適性テスト」にあたり、「X線、超音波、磁気」などによる「精密検査」が採用の「面接」にあたるとみてはいかがでしょうか。
お医者さんは、「検査データ」によって病変の部位と内容を統計的な観点から予測し、 次に(たとえば)レントゲン写真をよく見て診断を下します。
それと同じことが採用でも行われるべきです。
「適性テストの結果」をもとにその人のプラス評価面、マイナス評価面についての予測を行い、「面接」でそれを検証するわけです。
この2つのステップの上手な連携が採用の効率を高めるとみています。
検査データ(適性テストの結果)を検証すべき(真偽不明の)情報として捉えず、「真である」とみなしてしまう姿勢がある場合、適性テストが(予測ではなく)先入観として働く可能性が生じます。
従って、先入観をもつことと予測を検証することの違いが伝わらない限り、先入観をもつ危険性があるといえるでしょう。
文責:小松弓恵
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