アセスメントに関するFAQ

アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。

4092017/11/29面接

Q.315の回答において、「受検者を好意的にみた人の判断を優先するケースが多いように思います」との記載がありますがその理由を教えてください。

【参照】Q.315 二人の面接官の見方が異なった場合、どのような判断の仕方があるでしょうか。

特に選考ステップの早期に実施される面接は、集団面接であったり、個人面接であっても時間が短いなど、応募者を評価するには充分な情報収集がなされていない場合が多くあるかと思います。
そのような情報不足といえるような面接であっても、少なくとも一人の面接官が好意的に評価(プラス評価)と判断した場合には、例えもう一人の面接官がプラス評価ではなかったとしても、「母集団を減らさない」という観点から合否判断は次のステップに委ねる、とされるケースが多いように思います。

仮に、他の面接官と比較して著しく低い評価をつける方がいらっしゃる場合には、

  • 評価が厳しい(評価の甘辛)
  • 評価の観点がズレている(他の面接官とは異なる面を評価している)
  • 面接官の好み(好き嫌い)が評価に反映されている
  • 観察力が鋭い(他の人が気づかない点までよくよく観察のうえで評価している)

といったことが考えられます。
いずれにしても「著しく低い評価をつけた根拠」をよく確認していただき、他者が「なるほど」と納得できるものであるか否かがポイントとなります。

いくら聞いても納得できる根拠が出てこない場合には、その方には面接を依頼しない、という判断もあるかと考えますが、その判断をされる前に一度、面接を担当される方全員で目線を合わせるための「面接官研修」を実施する、というのもありだと思います。

文責:峯 孝奈

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