アセスメントに関するFAQ
アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。
「アセスメントに関するFAQ」は「人事アセスメントFAQ」としてリニューアルし、YouTubeで更新していきます。ぜひ、そちらもご覧ください!
コース中に「面接は、面接官がだまされやすい手法である」という話がありましたが、なぜ最もポピュラーな選考方法なのでしょうか。
よいご質問です。
我々が懲りずに競馬の馬券を買うのと同じなのではないかと思います。
自分の馬券選びの方法の信頼性や妥当性をチェックしてより合理的な馬券の買い方を追及している人はあまりいないように思います。
むしろ自分の好むやりかたで馬券を買い、「失敗してもよい」とどこかで思っているのではないでしょうか。
言い換えれば、我々は「面接という手法」が好きなのではないか、と思います。
「だまされてもよい」くらい好きなのでしょう。
日本では、面接を行う企業が非常に多いですが、日本ほど面接を重視しない企業が多い国もあります。
これらの国においては、同じ(タイプの)失敗の繰り返しをよしとせずに失敗の研究をして、より信頼性と妥当性のある方法を選択しようとする考え方が強いのだと思います。
彼らが面接を敬遠するのは、失敗の研究からきているように思うのです。
もう一つ別な角度から理由を挙げれば、我々の同質志向性です。
面接は「一緒に働きたい」という実効基準を背後にもつ選考法であり、面接に依存するほど、組織は同質化してゆくといわれます。
面接という手法が好きなこと、面接が同質性を維持する上で有効であること、この二つが面接という手法を尊重しやすい考え方の背後にあると思います。
文責:小松弓恵
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