アセスメントに関するFAQ

アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。

3782017/04/19その他

管理職に気づきを与えるために「360度評価」の導入を検討しています。実施後のフィードバックが重要だと思いますが、注意すべき点は何でしょうか?

360度評価は被評価者にとって刺激の強いものです。刺激が強いからこそ「気づき」があり、その後の「行動変容」が期待できるとも言えます。
そこで最も重要なことは、被評価者が360度評価で出てきた結果を受け入れられるか否かです。その結果を受け入れることができなければ「行動変容」どころか、かえって組織や他者にネガティブな印象を抱いたり、そのことでマイナスの影響を及ぼすこともあり得ます。360度評価は良薬にも劇薬にもなりえるということです。

また、「360度評価」といってもその測定領域や測定方法、結果出力内容は様々なものが考えられます。どのようなやり方があるのか、業者既製のものであればそれぞれにどのような特徴があり、利点や欠点が何なのかをよく調べて、目的に適ったものを選択してください。そして、必ず被評価者に結果を渡す前に、評価方法の特徴や得点結果の意味、などをしっかりと伝えてください。

このとき、評価結果を渡す「前」に説明することが重要です。その上で結果を渡し、個々に内容確認に入っていくという順番を、間違えてはいけません(一度誤解するとなかなか解けません)。

360度評価は、集合型研修で実施した方が良い場合、個別フィードバックで実施した方が良い場合、フィードバックを外部専門家に依頼した方が良い場合など、様々な選択肢があると思います。くれぐれも取り扱い方を間違えて、被評価者が結果を受け入れられなくなることは避ける。ここが最も重要な点です。

文責:峯 孝奈

タレントマネジメ
ントコラム 日本エス・エイチ・エルの人事コンサルタントの視点

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