アセスメントに関するFAQ

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3122015/12/09グループ討議

グループ討議には実施形式に「自由討議型」と「課題設定型」があると聞きましたが、具体的にはどのような違いがあるのでしょうか。

ご質問いただいたグループ討議の「自由討議型」と「課題設定型」について、それぞれ簡単に解説いたします。
まず「自由討議型」ですが、あるテーマを与え、それについて自由に話し合わせる形式をとります。長所としては、テーマに沿いつつも自由な話題展開となるため、応募者の価値観などが見えやすい点や、運営側はテーマを与えるだけであり、討議実施の負担が軽いことが挙げられます。その反面、与えるテーマによって参加者間に有利不利が生じやすいことや、事前にテーマが知られてしまうことで対策を立てやすい、などの短所が考えられます。
もうひとつの「課題設定型」は、討議前に資料を読み込ませるなど、状況設定を行った上で、与えられた課題を解決するために参加者間で結論をまとめる形式になります。長所としては、実際の仕事場面に近い課題設定を行うことで、仕事の場で求められる能力が見えやすくなることや、事前に資料を読み込んだ上で討議に臨むため、応募者間での不公平感が出にくいことが挙げられます。一方、準備に手間がかかることや、評価者に対する事前説明や研修が必要となるなど、短所も発生します。
どちらの形式にもメリット・デメリットが存在します。それぞれの特徴をよく理解し、選考での目的や評価基準、かけられる時間や手間などを踏まえた上で、グループ討議の導入を検討することをお勧めします。

文責:河合靖弘

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