アセスメントに関するFAQ

アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。

2592014/10/29面接

当社は中途採用がメインで、コンピテンシー面接を実施しています。 面接官は限られており、面接経験も豊富なため、たぶん問題ないのでは?とは思っておりますが、もし「経験者がゆえに陥りやすいミス」があれば教えてください。

「面接経験」というよりは「社会人経験」という観点からの回答になることをご容赦ください。

私が思うに、仕事をしているからこそ、そして有能な人こそが陥りやすいワナがあると思います。
日常業務において殆どの場合、「相手が云わんとすることを1つ2つ聞き、10を察する」ということが求められているように思います。如何に相手の問題点やニーズを察知し、痒いところに素早く手を届かせることができるか?が勝負です。
これを面接に置き換えるとどうなるか。
応募者が質問に対して回答した内容に対し、面接官自身が知らず知らずに「補足し解釈する」という現象が起きやすくなります。
例えば、
応募者:「○○のため、△△をしました」
面接官:「なるほど。○○のためには、スピードが大切だと思われたので、△△をされたわけですね」

そして評価シートに「仕事に優先順位をつけスピーディに進めた経験あり」などと書くことになるかもしれません。
かといって鈍い人を面接官に置くわけにもいかず、なかなか悩ましいものです。

文責:峯 孝奈

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