アセスメントに関するFAQ

アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。

2342014/05/07グループ討議

グループ討議を10人で行っています。もっと少ない人数にせよと上司に言われますが、話せない人はグループを率いる力が劣っていると割り切っています。問題はありますでしょうか。

問題点が3つあると考えます。
1点目は評価者への負担です。評価する人数が多くなればなるほど、評価者の負担は大きくなり、評価に必要な集中力を保つことが困難になります。結果的に、精度の低い評価結果にならざるを得ない場合があります。
2点目は過度に働く競争原理の問題です。1グループの人数が増えると、参加者間に過度に競争原理が働き、我先に話そうとします。そうすると他人への配慮や思いやりに欠ける人物が、結果的には高評価になる可能性があります。
3点目は選考基準の曖昧さです。能力の定義にもよりますが、我々は積極的に自分の意見を話せる資質を「対人積極性」と呼び、グループを率いる資質を「リーダーシップ」と呼びます。この2つの能力は似て非なるものです。本来欲しい層が「リーダーシップ」の高い層なのであれば、「対人積極性」の有無が結果に影響を与えすぎてしまわないように、グルーピングには配慮すべきでしょう。

文責:藤原明香

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