アセスメントに関するFAQ

アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。

1602012/11/21グループ討議

能力評価と主観評価を併せて行いたいのですが、その場合の注意点等はありますか?

あまり「併せて評価をする」という方法はおすすめしません、と申しますのは、人は「両方で評価をして下さい」と頼んだ場合、混乱し、どう評価をしたらよいかが分かりにくくなる場合があるためです。
敢えて両方行いたい、という場合には、能力評価と主観評価のタイミングを分けて行うことをおすすめします。
グループ討議中は能力評価に集中し、討議が終わった後に主観(印象)を加味する、といった評価方法です。
特にタイプの異なる受検者を同時に評価する場合、客観的な評価と主観的な評価が矛盾することがあります。例えば、「能力のレベルは他より低いが、何となく親しみがわく」或いは「能力のレベルは高いが虫が好かない」といった印象を抱く場合があります。つまり、主観と客観、どちらかが高くてどちらかが低いという状態が往々にして起こり得ます。
その際、どちらを優先に最終判断を下すべきかを決めておくとよいでしょう。

文責:小松弓恵

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