アセスメントに関するFAQ

アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。

1432012/07/25グループ討議

自社でグループ討議の評価シートを作りたいと考えています。その際に気をつけた方がよいことはありますか。

レイアウトなども含めて考えると「気をつけた方がよいこと」は数多くありますが、
今回は、評価基準をできるだけそろえる、という角度から重要な3つの点を挙げます。

  1. 評価基準をできるだけ少なくする
    1つの測定方法で能力を測定する場合、2〜3つ程度が望ましいです。
    グループ討議も同様であり、評価基準を増やすと評価の難易度が上がるため、
    厳密な評価が難しくなり、結果的に発言量によって評価が左右される可能性があります。
  2. 掲げた基準の定義を挙げる
    例えば、「リーダーシップのある人」という言葉を聞いた時、どのような人を思い浮かべますか?
    ある方は「どんどん話を先に進める人」をイメージするかもしれません。
    また、別の方は「常に堂々と自分の意見を主張する人」をイメージするかもれません。
    基準名だけでは、人によって描くイメージが異なります。
    掲げた基準がどのような人を指しているか、定義を記載するとよいでしょう。
    基準によっては、3.が定義の代わりになる場合があります。
    その際には、3.のみでも構いません。
  3. 観察可能な行動リストを提示する
    基準に対して、実際にグループ討議で観察可能な行動を挙げて判別の指標とします。
    例えば、「リーダーシップ」という基準を挙げる場合、
    「自説を繰り返し主張した」「討議の進行を先に進めた」など、
    観察可能な判別指標を挙げ、評価者が行動の有無を確認する方法をとることで、
    評価者間の基準の差を減らす可能性が高くなります。

グループ討議評価者訓練コースでは、実際の評価シートを使って演習を行うことができます。
ぜひコースにご参加ください。

文責:小松弓恵

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