アセスメントに関するFAQ
アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。
「アセスメントに関するFAQ」は「人事アセスメントFAQ」としてリニューアルし、YouTubeで更新していきます。ぜひ、そちらもご覧ください!
20分のグループ討議において、ほとんどの時間で一方的に話をする学生がいたため、他の学生の発言数が少なくて評価をすることが難しいと感じました。こういった際はどのように評価すればよいでしょうか?
グループ討議を実施する中で、よく遭遇する問題のひとつだと思います。このような場合の評価はケースバイケースだと思いますが、どの様に評価すべきなのかを事前に決めておくことが重要です。 どういう人を高く評価したいか、によって評価の方法は変わると思います。例として挙げると、「積極的な学生を評価したい」という場合、例え一方的に話を進める学生であったとしても、「積極性」を高く評価すべきです。一方で、「周囲の学生に配慮できるか」を見たい場合、他者への配慮を示しているかが重要な鍵になるため、一方的に話を進めた学生は評価を高くすることが難しいでしょう。また、「発言数が少ない人」は、「貢献した度合いが低い」ということになります。少ない発言の中にも評価できる発言が見られた場合には評価の対象とすべきですが、全く評価対象となる発言が見られない場合には評価をすることが難しいでしょう。
一方的に発言する人の出現率を低める対応策としては、討議時間を40分以上に設定することをお薦めします。多弁な学生がメンバーが含まれていた場合、グループをその人がかきまわす可能性がありますが、持続時間に限りがあると言われています。40分あれば、前半の発言数が少なかったメンバーがいたとしても、後半に自分の力を発揮しやすくなり、グループのほかのメンバーが結束してそのメンバーに対処することも可能です。ぜひご検討ください。
文責:小松弓恵
グループ討議カテゴリのセミナー:グループ討議セミナー
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