アセスメントに関するFAQ
アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。
「アセスメントに関するFAQ」は「人事アセスメントFAQ」としてリニューアルし、YouTubeで更新していきます。ぜひ、そちらもご覧ください!
グループ討議の「ディベート型」を実施しようかと検討しております。具体的にはどのようなテーマがあるのでしょうか?また、実施する場合の注意点をお教えください。
ディベートとは、ある主題について異なる立場に分かれ議論することをいいます。採用の場面における「ディベート型」のグループ討議では、実社会でも是非が分かれやすいテーマを主題として設定することが多いようです。
- 安楽死を認める(合法化する)べきか
- 週休2日制を廃止すべきか
- 早期英語教育は是か非か
等が挙げられます。
ディベートのテーマとして、大きく分けて「価値(ある事柄が良いか悪いか)」を問うケースと、「事実(ある事柄があるかないか)」を問うケースが挙げられます。
いずれもテーマに対する知識や価値観、経験の違いが大きく反映されます。
従って、テーマ選びを慎重にする必要があります。
また、討論する立場(肯定派か否定派か)を応募者自身に選ばせるか、或いは予め評価者側が設定しておくかを検討する必要があります。応募者が選ぶ場合、人数に偏りが生じる可能性があります。評価者が設定をする場合、応募者自身の本来の考えと異なる意見を提示させることになります。
ディベート型は「是非を問う」という点で討議の目的が鮮明であり、必ず葛藤場面が生まれます。相手をどのように説得していくかを評価したい場合には有効な方法です。反面、相互の妥協点を見いだしながら議論を進める行動、チームワークのような他者への配慮行動、は見えにくくなります。
応募者が公平にディベートに参加できるような環境を作ることが最も重要です。
併せて、実際の仕事で必要とされている能力が、ディベート型で測定できる能力と一致しているかを事前によく確認することが大切だと思われます。
文責:小松弓恵
グループ討議カテゴリのセミナー:グループ討議セミナー
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