アセスメントに関するFAQ

アセスメントに関して、お客様から寄せられたさまざまな疑問に、各種勉強会の講師が回答させていただきます。

6002021/10/06分析

今年の採用活動について、選考時に実施した適性検査のデータ分析を通して振り返りたいのですが、なかなか時間を割くことができません。分析の切り口のうち、これだけは行ったほうが良いというものはありますか?

選考フローのうち、個人面接にあたる選考を優先して分析することをお勧めします。理由は、面接という手法が面接官のスキルや実施目的の理解(=評価基準を理解し、適切な面接ができているか)に影響を受けやすいからです。
分析の切り口としては、面接官ごとにデータを仕分け、面接合格者集団と不合格集団の特徴差を比較します。面接選考の前は「面接参加者」という1つの集団であったものが、面接官が評価を行うことで「合格者」「不合格者」という2つの集団に分かれたということであり、集団の特徴差を比較することは、その面接官がどのような視点で評価を行っていたかを明らかにすることに繋がります。表れた特徴の違い(例えば、適性検査のある項目について、合格者平均点と不合格者平均点に有意な差がみられている)が、その選考で見るべき採用基準と一致しているかを確認することで、面接官の評価が妥当であったかを検証することが可能になります。

文責:河合靖弘

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