人事部長からの質問

2006/09/14 833

リスクがとれる人を昇格させたい。見分け方は?

会社にとって好ましいのは、リスク(危険)を冒すが、獲物はちゃんととってくる人です。007ジェームス・ボンドのイメージでしょうか。見分け方は、ファクトファインディング(事情聴取)型の面接がよいです。過去の職歴において、周囲の反対を押し切って新しいことに挑戦し成果をあげた「場面」を切り取って記録映画のように再現してもらうのです。そんなの挑戦でも何でもない、その成果は偶然じゃん、という話ばかりを聞かされるでしょう。昇格候補者がかりに10人いたとして、小泉さんの郵政民営化解散のような挑戦劇を語れる人はまずいない。また、いてもそういう人は語る興味をもたない。よって、そういう角度の昇格基準は空中分解するように思います。

文責:清水 佑三

2006/09/13 832

清水ファンから最後の質問。好きな俳優は誰ですか?

ローハイドの(フェーバーさんを演じた)エリック・フレミングです。というよりも、エリック・フレミングがやったフェーバーさんが好き、ということでしょうか。NHKのBS1で、最近、テレビ映画、ローハイドを復活放映していますが、なんともいえない懐かしさを感じます。苦みばしったという表現がありますが、まさにそういう感じで、ゴタゴタを解決すると口をへの字にまげて、フェーバー一家の人たちにシュッパアツというのです。若きクリント・イーストウッドが生意気そうな顔をして出てきていましたね。フランキー・レーンの「ローリン、ローリン、ローハイド」の音楽が流れて終わるのです。ほんとに、かっこよかったなあ。

文責:清水 佑三

2006/09/12 831

最近読んで面白かった本は何ですか?

二ノ宮知子さんが書かれた『のだめカンタービレ』です。ある人からプレゼントされて♯1〜♯3まで読みました。とても面白かったです。そこにフランツ・フォン・シュトレーゼマン、またの名をミルヒ・ホルスタインというキャバクラ好きなヘンなじーさんが出てくるのですが、その仕草とか、ものいいがどうも自分に似ているような気がして仕方がない。プレゼントしてくれた人も、汝自身を知れ、という思いでこの本をくれたのかなと思ったりしました。今度、ドラマになるそうですね。すごい部数、売れているそうですが、なんとなくわかる気がします。

文責:清水 佑三

2006/09/11 830

清水さんの「老人力」はどの程度ですか?

かなりのもの、というより新中野では確実に地区予選を通過できますね。具体例をあげるとキリがないのですが、新幹線の定期の期限が切れたので買ったのです。月曜日からだったので、月曜日に定期入れをみたら2枚、同じ定期が入っているのです。新幹線、東京−熱海間なので3ヶ月定期で25万円ちょっとします。それが2枚あるのです。調べてみたら、新幹線改札を出たところにある、JR東海のカウンターで1枚、熱海駅全体の改札口を出たところにあるJR東日本のカウンターで1枚買っているのです。はしごして買っているのです。酒を飲んでいないのに、記憶がまったくスポンと抜け落ちているのです。怖い夢でしょう。

文責:清水 佑三

2006/09/08 829

タイムマネジメントのできない人はどうしたらいいのでしょうか?

私も同じ病気もちです。時間計画をもって講演などに臨んでも途中でグチャグチャになってしまい、みなさんのアンケートに「レジュメどおりにお話をしてください」と書かれてしまいます。そういう病気もちからのお願いとして読んでください。ご指摘の人ですが、タイムマネジメントはできないけれども、別ないいことができるかもしれません。それを努力して探してあげてください。タイムマネジメントとその美点とを比べて、甲乙つけがたいと思ったら、タイムマネジメントができないという欠点には目をつむりましょう。人をみる修行をつむとどんな人にも「欠点を補ってあまりある美点」があるのが見えるようになります。いいとこどり、ないものねだりはやめましょう、という提言です。

文責:清水 佑三