人事部長からの質問

2008/03/21 1201

若いうちに読んでおくべき本を教えてください。

このコラムで書いたことがあると思いますが、まだ大学院をでてすぐの頃、内野建夫という優れた経営コンサルタントのもとに弟子入りしました。その人の書庫は、私が関心をもつ古典で埋められていて、どうしてこんなに興味、関心が重なるのだろう、と思ったほどです。内野先生は、いきなりその書庫から一冊の本を取り出し、君、今のうちにこの本を徹底的に読め、将来きっと役立つ、とポンとある本を手渡しました。S.I.ハヤカワという一般意味論の泰斗というべきアメリカの学者が書いたもので、『思考と行動における言語』という本でした。読んでいくうちに、体が震えてくるような衝撃を度々受け、以後、この本を繰り返し、繰り返し読んでいます。お奨めしたいですね。アマゾンで買えます。

文責:清水 佑三