人事部長からの質問

2004/12/29 415

ロッテもダメ、中日も優勝。予想は下手ですね。

そうですね。今年ははずれましたね。それにしてもプロ野球界は激動の一年だったと思います。孫正義さん、三木谷浩史さんというIT業界の雄がプロ野球の世界にオーナーとして入ってきたのが印象的ですね。ホリエモンがこの動きを起爆しましたね。スポーツ、芸能のタニマチになる、がいかに功なり名遂げた人にとって魅力的なものかよくわかります。故田岡一雄さんが美空ひばりや力道山を支援したのと似ています。私も功なり名遂げた暁には女子ソフトボールのチームをもって応援したいと思っています。30代のエネルギーのほとんどをつぎ込んだソフトボールの世界が忘れられないのでしょうね。自慢ですが、30代のあるとき、男子ソフトボールの藤沢代表チームの一員に選ばれ、選手として国体の県大会に出場したこともあるのですよ。陸上自衛隊チームにコテンパンにやられましたが。

文責:清水 佑三

2004/12/28 414

効率化主義は行き過ぎではないのでしょうか。

「現代の社会はあまりにも効率を重視し過ぎて人間らしさがだんだん失われて行きつつあると思います。今のように通信技術が発達し、なんでもリアルタイムで情報が行き来すると、人がコンピュータに使われているような気さえします」本当にそうですよね。1日休んで会社に出ると、たくさんメールが届いていて、半分くらいに重要度マーク「!」がついています。ご質問の主旨からずれるかもしれませんが映画『釣りバカ日誌』に出てくる鈴木建設の営業3課ってほんとにいいなあ、と思うのです。何をやっているのかさっぱりわからない。谷啓課長以下、みんな一緒に遊んでいるように見える。鈴木建設の有価証券報告書をみると、すごい成績の会社なんですよね。両立はできるということだと思います。

文責:清水 佑三

2004/12/27 413

採用、登用の要件に読解力、数学応用力を入れたい。

(言葉を媒介にして)他者の思索を正確に理解する能力、ものの関係を示す数式を現実の課題解決に応用する能力の必要性は、(野球でいえば)キャッチボール、トスバッティングの能力のようなものです。二つがちゃんとできない(プロ野球の)野手は考えられません。こうした認識や知見は、全体、直観、感性でわかる話で合理的な議論になじみません。ご提案の「読解力や数学応用力など個々の能力を要求する職種と、要求しない職種を(実証的にデータで)明確に(して提案)すべきなのでしょうか?」それもわかりますが、私は(36年間の会社生活から)キャッチボールやトスバッティングができないヤツは採るな、レギュラーとして使うな、とトップからいってもらうしかない、と考えています。それをトップにいいにゆく度胸があるかどうか、が真の問題だとみます。

文責:清水 佑三

2004/12/24 412

町内会長職のやりがいは?

町内会長の仕事は、民生委員法で定義されている民生委員の仕事とイメージの上で重なっています。ちなみに、民生委員の職務ですが、担当地区の住民の生活状態の適切な把握、要援助者への相談・援助、福祉サービスの情報提供、社会福祉事業者との連携・支援、関係行政機関の業務協力等です。私の住む町の町内会長が主たる仕事は、(1)災害時の町内会会員の困窮の把握と行政へのフィードバック、(2)地域行政の諸施策の恩恵の受け忘れがないように、町内会会員の一人ひとりに組長を通して定期的に回覧板をまわす、(3)みよりの少ない会員の葬儀等を手伝う、(4)ヤフオクができない会員のために不要なものをもちよってガレージオークションを行う、(5)赤い羽根募金等をとりまとめて当該団体に納める、(6)ゴミ、防犯灯などの生活施設の利便性を高めるために関係諸機関に働きかける、(7)小学校の運動会の来賓席に座る等々です。やりがいありますよね。

文責:清水 佑三

2004/12/22 411

この欄は「惰性」に陥っていませんか?

自分でもそう思って、やめましょうか、と社内で提議するのですが、データからみると多くの人に読んでいただけている事実もあり、続けてください、となっています。この欄を奪うと清水さんは、おもちゃをとられた子供ようになって落ち込むだろう(社業に影響すると困る)、続けさせよう、という意見も一部にあるそうです。困ったダメ社長ですね。惰性を打破するための秘策は何か、実はひとつ思いつくことがあります。ユニークなご質問を戴くことだと思います。産経新聞に連載されていた故頼藤和寛さんの『人生応援団』というQ&A欄は実におもしろく、またためになりました。たくさんのおもしろい質問が集まったことも背後にあったのではと思うのです。何でも人のせいにするジコチュー的回答ですね。

文責:清水 佑三