人事部長からの質問

2005/10/19 610

「環境問題」で検索したが何も出てこない。どうして?

ご質問に「清水さんは企業の環境問題についてどのようにお考えでしょうか」と添えられていました。ヘンなことをいうようですが、自然環境(生態系)の保護と、企業における適材適所とは実は同根の問題、といい続けてきています。具体的な喩えを使うと、沼などに生える植物を高山に植えれば死んでしまう。その逆もある。同じようにあるタイプの人をその人の神経が耐えられない仕事環境におくと、その人はメンタル的に壊れてしまう、といい続けています。あらかじめどういうタイプの人がどういう仕事環境に合わないかを突きとめておけば、メンタル疾患問題は企業のマネジメントの問題になります。それが私の関心をもつ環境問題です。この回答ではダメでしょうね。

文責:清水 佑三

2005/10/18 609

清水さんが好きなバレンタインロッテが勝ちましたね。

嬉しかったですね。このシリーズはスカパー300チャネルで全部見ました。それにしても、バレンタインはよく最後の最後に小林雅英をもう一度使いましたね。凄い度胸です。監督の鏡ですね。雅英もほんとに嬉しかったろうな。3回戦の最後にメタメタになって、小さな自分の娘から、おまえバカ、といわれてどう思っただろうか。バレンタインは人の成り立ちをほんとによく知っている。雅英と心中したのですね。ところで、最終戦で試合の流れを変えたのは、1対2で負けていた確か7回裏の場面で、川崎が打った痛烈なライト前に抜けるゴロの当たりをロッテの代役出場のセカンドが好捕して一塁でアウトにした瞬間だった。名前を知らない選手です。これでロッテは勝ったなと感じました。ほんとに勝負ごとはおもしろい。秋雨の中のいいバレンタインデーでした。

文責:清水 佑三

2005/10/17 608

リーダーシップの研究をしたいが…

それを知る上で高校野球の監督さんたちの研究が有効です。甲子園請負い職人のような監督さんがいますが、彼らが共通的にもっているものが「リーダーシップ」なるものです。その極めつけが今は亡き(攻めダルマ)蔦文也さんです。蔦さんの「口ぐせ」コレクションをしてゆくとリーダーシップの正体のようなものが見えてきます。「やまあいの町の子どもたちに一度でいいから大海(甲子園)を見せてやりたかったんじゃ」という口ぐせがポイントではないでしょうか。本当に強くそれを希求したがために、それに必要なものは何か、どういう道筋があるのか、必死に考え行動したのだと思います。その思考と行動のピントがあっていたから多くの人に感動を与えた「さわやかイレブン」「やまびこ打線」が生まれたのだと思います。思えば、蔦さんの時代を頂点にして高校野球は衰微の途をひたすらたどっていますね。

文責:清水 佑三

2005/10/14 607

清水さんは占い師ですか?

あるコンピュータ姓名判断であなたに向く仕事は「競馬の予想屋」とでました。祖父が小学校にも行かない私をよく競馬場に連れていってくれたおかげで「競馬の予想屋」はイメージとしてよく知っていました。身振り、声の出し方、思わせぶりがコンピテンシーの仕事ですね。今では地方競馬にしかお目にかかれないのでは。子供ごころにああいうのっていいなあ、と憧れたものです。岡田彰布を阪神の監督にしろ、バレンタインロッテ・小泉自民党は勝つ、とこの欄でコメントし事実がついてきたのでそうおっしゃっておられるのだと思いますが、自分の会社の人事で外れもいっぱいあり、占い師は勤まらないな、が正直な実感です。

文責:清水 佑三

2005/10/13 606

人材市場に当社の魅力を訴えたい。

一番の早道はホームページ改革です。人材市場で実力以上の吸引力をもつ企業のホームページを研究してください。(研究とは比較して違いについての知見を導くことです)。人を惹きつける会社のホームページは、考え方そのものが「会社案内」と違う。本の世界から足を洗ってしまっているのです。面白くて為になる多様な情報がこれ以上なく散らかってそこにある。人気のあるお祭りに全国の寅さんが集まって店を並べているような感じです。情報を整理整頓して、シリアルに(最初から最後まで連続して)読ませようというホームページには誰も見向きもしない。とるに足らなくても自社の魅力と思うものを集めて思い切って散らかすようなホームページづくりを薦めます。

文責:清水 佑三