人事部長からの質問

2006/01/12 663

今年はどんな年になるのやら。

毎年、恒例になっていますが、仕事始めの式を終えた後、西新宿の成子天神に社員有志と出向いて、お祓いをしてもらいます。それから社運を占うおみくじを社長の私がひきます。今年の卦は、「有物不周旋・須防損半辺・家郷煙火裏・祈福始安然」でした。天神様からのメッセージは、「物は揃ったが(肝心な心がないから)稼動しない。財産は半分に減ってしまうだろう。家の中も煙でいっぱい。一心不乱に祈ることだけしか道はない。」 でした。社長の仕事はかかる危機の予告を真に受けて、ひたすら毎朝、社長室で神棚に手を合わせることです。怖い年まわりだと思っています。

文責:清水 佑三

2006/01/11 662

週刊ダイヤモンドに社名がでましたね。感想は?

嬉しいですね。新興三市場の中で対前年増益率の上位250番目にランクされていました。次の目標はトップ100でしょうか。小学生のようで気恥ずかしいですが本気でそう考えています。このコーナーを読んでくださる方たちが当社に見えないパワーをくださっているといつも感じています。愚直でも大学時代から同じことを考え続けてきたのもどこかでプラスになっているのかも。司会進行をやらせていただいている面接技術訓練コースも、10年目に入ります。継続って大切ですよね。ご贔屓ありがとうございます。

文責:清水 佑三

2006/01/10 661

深酒=痴呆化ですか?

どうもそのようです。自分のことで申し上げれば、人生の折り返し点くらいまでウォッカを毎日がぶ飲みしていました。たくさんのロシア人との仕事上のつきあいがあってしょうがなかった面もありますが、確実に脳細胞が一つひとつ毎日殺されてゆく実感がありました。物事の本質について目がゆかなかった暗黒時代です。あるとき、忽然とことの重大性にきづき、一滴の酒も口にしないようになりました。おかげさまで小さな記憶は大きく忘れますが、大きな記憶はほとんど忘れないようになりました。また、意識的にわけのわからないことを書けるようになりました。何のこっちゃ、という声が聞こえてきたのでもうやめます。

文責:清水 佑三

2006/01/06 660

偽装がうまい人が出世しますよね。

添え書きに姉歯元建築士の構造計算書偽装問題への言及がありました。自分の経験で申し上げるのですが、資料の分厚さ、緻密さ、内部整合性がつくる一種独特の許認可ワールドに「トリック」があるように思います。許認可権限をもつ役所や審査機関の担当者は、中身の本質的な適否(社会ニーズ)にはまったく関心を持ちません。したがって、そういう人が提出資料のどこをどのように見ているかつぶさに観察すれば、偽装はオチャノコサイサイです。同じ理屈は企業内における昇格システムについてもいえます。まさにおっしゃるように誰がどこをみてどういう判断をしているか見抜けば偽装昇格はできます。それがうまい人が順次登用されてゆくと思ってよろしい。官僚による国会(委員会)答弁を聞いていていつも感じる嘘寒さは質問者の問題意識の正しさを証明しているように思います。

文責:清水 佑三

2006/01/05 659

外資系日本法人のトップ(日本人)は英語力だけが必要なのか?

ノーといいたいところですが、イエスでしょうね。なぜかといえば、英語×、仕事○の人よりも、仕事△、英語○の人のほうが、外国にいる上司の精神衛生がよいからです。その証拠のような話ですが、ある外資系日本法人で、つい先ごろ日本人トップが、突然、本社の意志で更迭(解任)されるという事件がありました。話をよく聞くと、日本法人の成績は世界の拠点の中でもトップスリーに入り、普通ならば解任というような過激なことはありえません。真相らしきものとして社内で語られているのは、本社の人からの突然の電話にうまく日本人トップが対応できず、(メールなどでは感じないが)「ほんとは英語が出来ない人」という悪意のレッテルを(その一回の電話で)貼られてしまったらしいのです。ヘンな話ですが、ことほど左様に「言葉が通じる」は重要なのですね。

文責:清水 佑三