人事部長からの質問

2006/12/06 888

社員同士で飲みにゆかなくなりましたが。

「自分の新人時代、先輩たちがよく飲みに連れていってくれた。最近の新人たちをみているとそういう機会が減っている。こういう機会が果たしてきた役割は大きかったと思う。」 というご指摘です。ひとつのいわゆる懐古趣味ではないでしょうか。人は人、桜は桜、秋の空です。必要かつ十分な対話はいついかなる場所においてもなされるもの。それが人のなりたちだと私は考えています。赤提灯がテニスのグランドに変わったり、SNSへの書き込みになっているだけなのでは?むしろ、今の時代、社員同士に限らず、自分以外の人との対話の質・量とも(ネット文明の恩恵を受けて)格段の密度、頻度になっているのではと思います。戦争を民族間憎悪の一つの形式、と定義すれば、インターネットは確実に戦争を減らす効用があると私はみています。飲みにゆかなくても友誼、交流はいくらでもはかれます。

文責:清水 佑三