人事部長からの質問
短い時間でいい成果をあげる人に共通するものは?
「私の部下ですが、仕事のしすぎで慢性疲労状態におかれている人が何人かいます。最終(電車)で帰ってゆくのが当たり前になっています。反対にごく少数ですが、残業時間が少ないのに結果がつねに高い水準で安定していて、2人前以上の仕事をしている人がいます。何によってこの違いが生まれるとお考えですか。」 よいご質問ですね。私自身、長い間、考え続けているテーマです。短い時間でいい成果をあげる人に共通するのは、本質志向性です。仕事を頼まれても、決して発注者の言葉どおりに受け取らない。そこで対話を求めます。なぜ、なにを、どう求めているのか、自分が納得するまで対話しようとします。対話を通して発注内容が変わったり、場合によっては発注取り消しもあります。仕事の本質に目がゆく、そのあたりに秘密があるとみています。
文責:清水 佑三
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