人事部長からの質問

2006/07/19 792

保守業務のなり手がない。ワリが合わないと感じているようだ。

「24時間体制でしかも原状回復して当たり前、それが遅れると批判される、保守の仕事はワリが合わないという社内評価がある。新卒組に配属希望をきいてもなり手がでてこない。かといって他部署からの異動も仕事の内容面でむずかしい。保守のような仕事についてどう考えるべきか。」 というお尋ねです。消防士の仕事がそれに近いと思って拝読しました。火事がない時は待機、訓練で地味そのものです。しかし、映画『炎のメモリアル』のような劇的な活躍シーンも時にある。消防士ジャック(ホアキン・フェニックス)も消防署長(ジョン・トラボルタ)も、他の映画にひけをとらないいい本(役)を貰っています。自社版『炎のメモリアル』をつくって社員に見せる。その結果、不人気部署を社内媒体を使って人気部署に変える、は人事部門だけがなしうるとても意味のある大テーマです。

文責:清水 佑三