人事部長からの質問

2006/07/03 781

人材がいないとトップは嘆く。人材とは何をいうのか。

「人材」という言葉を辞書で引くと「役に立つ人物」とあります。なるほどなあ、ですね。かりに「人材」が綺羅星のごとくいると仮定します。役に立つ、はイコール役割を果たす、ですからトップがいなくても会社はうまくゆくことになりますね。極論すればトップは不要になります。自分が活躍できる状況を作ってくれている部下に対して感謝こそすれ嘆く筋合いではないかもしれないです。もっといえば弘法は筆を選ばずです。どんな筆をもってこられても、筆に関係なく優れた墨蹟を残すが名筆の誉れです。いい字が書けないときに筆に文句を言ってはいけない。自らの運筆のつたなさを嘆くべきでしょう。

文責:清水 佑三