人事部長からの質問
外資系日本法人のトップ(日本人)は英語力だけが必要なのか?
ノーといいたいところですが、イエスでしょうね。なぜかといえば、英語×、仕事○の人よりも、仕事△、英語○の人のほうが、外国にいる上司の精神衛生がよいからです。その証拠のような話ですが、ある外資系日本法人で、つい先ごろ日本人トップが、突然、本社の意志で更迭(解任)されるという事件がありました。話をよく聞くと、日本法人の成績は世界の拠点の中でもトップスリーに入り、普通ならば解任というような過激なことはありえません。真相らしきものとして社内で語られているのは、本社の人からの突然の電話にうまく日本人トップが対応できず、(メールなどでは感じないが)「ほんとは英語が出来ない人」という悪意のレッテルを(その一回の電話で)貼られてしまったらしいのです。ヘンな話ですが、ことほど左様に「言葉が通じる」は重要なのですね。
文責:清水 佑三
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