人事部長からの質問

2005/03/29 472

研修のプロになりたいが、アドバイスを。

研修のプロ、という言葉で連想するのは盲導犬訓練士の仕事です。この仕事ができるようになるためには、視覚障害者と盲導犬の安全歩行の知識・技術以外に、視覚障害者と犬についての一般的な生理・心理について知識の獲得が必須となります。盲導犬ってかわいい、訓練士ってかっこいい、という動機でスタートするとまず続かないですね。研修のプロも、研修受講者に難度の高いワザを身につけさせるというよりも、ビジネス上の適応障害者の安全歩行を支援する盲導犬になりきる、という目標意識をもつほうが現実的かつ有効です。身近に適応障害者がいて、その悲劇をつぶさにみて一念発起しないとダメだという意味です。

文責:清水 佑三