人事部長からの質問
当社は「競争」をあおり過ぎているように思う。
競争の二文字を分解すると、競い、争うです。競う方は一定の基準や目標に向かって努力しあう自由参加のイメージがあり、特に強い拒否反応は伴わないものですが、争うとなると違います。争い=戦い=戦争のイメージとなって拒否反応を示す人がではじめます。このタイプは介護、福祉、医療、教育、平和等に関心をもつ人に多くみられます。肌が白くてふくよかなところがあり目が大きいものです。一般に、事務部門、後方支援部門に(その人たちは)配属されます。間接部門にまで目標達成度を競いあう制度を導入すると、そういう人たちはだんだんいずらくなって最後は辞めてしまいます。無理に頑張る人はメンタル疾患に陥ることがあります。後方部門には成果主義は導入せず、競争したい人だけを競わせるが統治の原則です。
文責:清水 佑三
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