人事部長からの質問
(ゴルフ場の)セーフティ・ボックスは安全ではないですね。
昨年、月刊「文芸春秋」で柳田邦男さんがキャッシュカードのスキミング犯罪を取り上げたときから、この問題には強い関心をもってきました。人ごとには思えないのですね。何一つの落ち度がないカードユーザー(被害者)に対する、カード発行銀行の冷たい態度、姿勢がもっとも気になりました。その銀行が掲げている「顧客を大切にする」という企業理念とは何なのだろうか、という疑問です。その銀行を信頼して長いこと「自分の命の次に大切な財産」を預けてきた顧客への、事件後のむごい仕打ちは、一体、何をまもるためなのか、という強い懐疑です。せめてわが社では(貧しく見えても)実行できる「理念」を掲げたいものだと思うのです。
文責:清水 佑三
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