人事部長からの質問
ある雑誌に「社会的偏差値」という言葉があったが。
AERA最新号(2004年11月1日号)の入社面接特集ですね。車内吊り広告で目にとまりました。目ヂカラというおもしろい言葉が見出しに入っていてオヤと思いました。さてご質問の「社会的偏差値」ですが、多くの企業が採用の時に関心を抱く「応募者の序列化基準の最近の傾向性」にそういう名前をつけたのでしょう。今までは学校的偏差値を基準にして人を採用してきたが、それが「社会的偏差値」に置き換わっていっている、というものの見方を映していると思います。ただ、記事をつくった記者、デスクの感覚はダイバーシティ(価値の並列化、多様化)という潮流からは遠いですね。真剣にサバイバルを考えている企業はもうそういう単一価値観的な考え方を卒業していて、多様性をどうやったら担保できるか、そこに目がいっていると思います。
文責:清水 佑三
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