人事部長からの質問
仕事の厳しさと労務管理は両立できますか?
(ご質問を)仕事上の要求水準を高めれば高めるほど、労務管理上の問題(36協定違反、ストレスによるメンタル疾患、過労死等)が起こる、そうした問題を起こさずに仕事の厳しさを社員に求めることは可能か、というお尋ねだと理解します。可能だと思います。全仕事をチェックして(会社が)労務管理責任をおうタイプの仕事をなくしてしまえばよいのです。社員のすべての仕事を裁量労働制で捉えられる仕事だけに限定します。そうすると、(裁量労働の)成果のみを問題にすることが可能になります。負荷をかけても成果が出ない人については「適材適所」の論理で離縁すればよいのです。プロの世界では当たり前のことです。会社をプロフェッショナルの集団と定義すればその道はアリです。
文責:清水 佑三
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